2014年8月23日土曜日

Mont Sainte-Odile

今日の行き先はヴォージュ山脈中腹にあたるMont Sainte-Odile聖オディール山の頂上(標高763m)にあるサント・オディール寺院

ストラスブールからバスで行けることを知り いざ 出発~ ストラスブール駅前からバスに乗り・・・なんと料金は往復で4€ 片道2時間 のんびりしたものです・・・ストラス郊外にでると すぐに一面に トウモロコシ畑が広がり ステキな村々を通りすぎ丁度 1時間ぐらいでアルザスでもっとも美しい中世の街のひとつObernaiオベルネにバスは停まり さらにステキナなワイン街道の村々Bernardswiller村 Ottrott村 Boersch村 Saint-Nabor村とつづく ほんとにポストカードのような美しい景色の連続です ワイン街道を楽しんでいるうちに ヴォージュ山脈を上っていることに気づき 森林をクネクネしていたら ついに到着

モン・サント・オディール頂上
バス停

なんと 清々しく 空気の美味しいコト










ここにアルザスの歴史をつみあげたものがある ケルト人の聖地として石壁が築かれ(その長さは10km以上)”異教徒の壁”と呼ばれ
今も石壁は残っているそうです その後ローマ軍が砦を築き そして7世紀にロマネスク風の修道院が建てられたことを知ると この山に来て改めて歴史の深さを感じます
ここにはアルザスの守護聖人オディールの伝説がのこされています
アルザスの公爵エティションの娘オディールは生まれつき盲目であった 父はオディールの存在が邪魔で殺すことを企むが失敗 その後 父の薦める見合いからのがれるため フォレ・ノワール(黒い森)に逃げ込んだオディール モン・サント・オディールの岩谷の扉が開き奇跡的に助かり 身を隠すことができたというお話し また寺院に行く途中に泉があり オディールがこの泉の水を顔にあてたら目が見えるようになったらしい 以前 この泉を訪れ この泉の水を頭につけたけれど・・あれから9年の年月が流れ 今にいたるが変化がない私・・オヤッ?



バスを降りてすぐの建物をくぐると 人々が憩う緑豊かな中庭









趣きのある扉をくぐると











 オディールの像が手入れされた中庭をよりいっそう引きしめてくれています










いくつものChapelle礼拝堂があります
エディション公爵の灰を納めた十字架の礼拝堂(11世紀) 天使の礼拝堂 聖オディールの礼拝堂 涙の礼拝堂など

この写真は涙の礼拝堂の中 金泊を中心に色彩豊かなモザイクで聖書の場面を描いている?かな?スミマセン 描かれている内容を調べてなくて・・・Epfigの礼拝堂と全く違う雰囲気の礼拝堂であることは確かです
 写真映りが悪くてスミマセン
なんとなく 雰囲気がつたわりますか?
こちらは天使の礼拝堂
こちらも 外見はこじんまりとしてますが中は青の世界に入ったようなモザイク柄で描かれています



こんな肝心な時にカメラの調子が悪くなり中の素晴らしさをお伝えできなくてゴメンナサイ(>_<)


 モン・サント・オディールから
アルザス平野 ライン河 さらにドイツ ステキなパノラマに感動





















 いかに断崖絶壁のところにあるのか感じられる遊歩道があり
いろんな角度から眺められるようになっています













左の建物に入ると寺院の歴史などを紹介した展示室
右はいくつもの礼拝堂などです ほんとにこんな肝心な時に写真がなくてスミマセン 礼拝堂では信者のかたが お祈りをされていたので・・・イイワケ
なんと ここにオディールの水が1.5€の札をつけています 睨めっこしたあげくこれ以上望むものはないと思い 自分の前途を祝してロウソクだけ灯してきました ホテルやレストラン ギャラリー お土産屋さんまであり観光地になっていることを知りました 私の乗った行き返りのバスも観光客で満席でした




この小屋が観光案内所 









 道中の景色も
木組みの家々が並び 素朴でステキ

 週末を自転車で楽しむ人も多く トウモロコシ畑を走っているのは気持ちが良さそう♪









トウモロコシ畑にいるキリストさま
ヨーロッパを感じます














著書 アルザスからヨーロッパの文化を考える(新田俊三さん)を参考にさせていただきました ありがとうございます




0 件のコメント:

コメントを投稿