Dorlisheim(ドルリスアイム村)でミラベル祭りが行われていると知って
喜び勇んで 電車にのって行ってきました
Mirabelleミラベルは西洋スモモの一種で夏の終わり頃に短い間だけ楽しめる果物なんです
アルザスのお隣りのロレーヌ地方の特産で生産世界1位 11~12世紀中近東から伝わりロレーヌ地方に広まったそうです
アルザスでも盛んに作られていて普通にお家の庭でミラベルがたわわに実っていて なんとも羨ましい 今の季節はお菓子屋さんに行くとタルトミラベルやタルトクエッチ(プルーンの仲間)の誘惑にまけています
このドルリスアイム村はワイン街道の村の一つでストラスブールから西に28kmくらに位置していて電車に揺られて20分くらいです 人口2500人弱の とっても小さな のんびりとした村です 個人的には好みです 12世紀のプロテスタントの教会がありますが観光名所というほどのものはなく(勝手に私が想像しているだけで ほんとはあったらゴメンナサイ) アルザスの方の普段の暮らしがうかがえるステキな村の一つです
こちらでも 花車のパレードが行われていて なんとトラクターなどの農耕機で花車を引いていて この ゆるさ がうれしいです
色とりどりのダリアの花で飾られた花車
政治を皮肉っているのか 何かのパロディだとおもいます
私の知識の乏しさのせいで しっかりお伝えできなくてスミマセン
こんなことを花車にするなんて ほんとフランスらしいな~
あちこちでお家で収穫したアルザス産ミラベルが並んでいました
一盛り(1キロ)2€ たくさん買って ジャムやタルト ミラベル酒とか作りたくなります ミラベルいり酢豚とかもよさそう 料理にフルーツが入っているの苦手な方はゴメンナサイ
リンゴもミラベルとならんで リンゴは1kgが1€と優秀なお値段 毎日リンゴを欠かせない私ですが もう持ちきれず断念 こういう時は電車徒歩人は辛いですな~
Biere Lorraberre ミラベルビール
さすがロレーヌ地方の特産ですね ネーミングがmirabelleとLorraneをくっつけてLorrabelleだって これは なかなかお目にかかれないのでいただきました 率直にミラベルジュースですっといってもホップもほんのり 夏の昼下がりにピッタリってとこかな?
村役場の飲食コーナーでワイン クレマンアルザス ビール タルトミラベル フライドポテト クナック(シュークルートにも登場するソーセージ)などが楽しめます
食券を買ってオーダーするのですが子供の頃の盆踊りを想いだしてしまいました
好物のクレマン・ダルザス2€ クナック2本2€ 楽しい演奏付き
感激!!ミラベルのアイス これも なかなかお目にかかれない
ミラベルの素材だけの甘味のように感じます 後を引く美味しさ!!
ダブルにすればよかった
可愛らしい ミラベルの飾りが 青空とよく似合ってますね
チーズ屋さん
ハチミツ屋さん
パプリカや玉ねぎなど甘味のある野菜と豚肉とミラベルのソテー これは美味しいそうですね リゾットも添えてくれますよ 眺めてただけなんですが 今おもえば やっぱり味わっておくべきでしたと反省
この屋台?はフランスらしいですな~ 日本でいう竹輪や車麩を作る要領で棒にブリオッシュ生地(パン生地)をクルクルと巻き付け炭のうえでコロコロと転がしながら焼いて きれいに黄金色に色づいたら出来上がり シナモンシュガーかナチュラルなシュガーをかけてくれますよ これはとても人気で行列ができていました こちらの光景は台湾の屋台を想いだします
もちろん子供たちも楽しめるようになっている
移動遊園地も大賑わい
彫刻屋さん??
これぞ自家製タルトミラベル!!
ピントあってなくてスミマセン
使われなくなった井戸には花が綺麗に飾られていて 絵になりますな~
パレードのアルバイトが終わったのかな?民族衣装を着たまま歩いていて 和みなすな~
全身ミラベル色の司会者さん 息をきらしながら司会進行
面白くて ずっと飽きずに見てました
移動遊園地 トランポリン
ミラベル祭りという名前だけれど 移動遊園地や屋台 花車や演奏隊 地元の子供たちのバトントワラー 手作り市も加わって 皆が気軽に楽しめる お祭り
こんなお祭りに また出会いたいな~
9月になるとブドウ収穫で賑わい
もっともアルザスが華やぐ季節
楽しみですな~♪
思いがけず La Petite France(世界遺産)の真ん中にあるレストランMaison des Tanneursで知り合いと再会を祝して夕食をすることになりました
プチットフランスはストラスブールの旧市街の中にあり イル川が4本の水路に分岐している一帯を”小さなフランス”と呼び 16~17世紀のアルザス地方の典型的な木組みの家々が 今も美しく保たれています かつては水を必要とする職業(漁師 粉屋 皮なめし職人など)の人々が暮らしていました
restaurant Maison des Tanneurは ポストカードに登場するくらい美しい木組みの家です 1572年に建てられたタナーズ家 皮なめし職人のお家だったそうです 今現在はアルザス料理のレストランとなっています
外からの眺めも 中からも どちらもステキ
シュークルートです
ここのは 本当に本物です
ストラスブールソーセージ モンベリアル(粗びきソーセージ) ベーコン 豚すね肉の塩漬け レバーのつみれ ポテト もちろん てんこ盛りのキャベツ
もう 知り合いと再会を祝している暇はありません クレマン・ダルザス(アルザスのシャンパン)片手に味わうのに大忙しです ほんの少し味が 濃いかなと思ったけど ワインのすすむこと・・・
実はソーセージは3種類入っていて もう一つの名前を忘れてしまいました このキャベツの左隣にいる細いの
2人前 男前すぎる
le Vacherin Glacé à l'Alsacienne
バシュランというチーズの名前がついたデザート(フランスの伝統菓子の一つで本来は王冠の形をしているそうです)
丸く薄く乾燥焼きしたメレンゲが敷かれ バニラアイス カシスアイスそして
生クリームとイチゴで飾られた なんともチャーミングなデザート どこがアルザス風なんだろうと思いながら口にしたとたん キルシュ(サクランボの蒸留酒)の香りがめいいっぱい広がり 納得する私でした よく見ると たっぷりかかっていたのです 他の地方ではフランボワーズソースだったりするそうです
キルシュが味をひきしめてくれたのかな?ペロリとたいらげ これまたオソロシイ
プチットフランスは
フランス政府観光局さんのパンフレットを参考にさせていただきました ありがとうございます
語学学校の帰り道 自分の力不足に凹み 今日こそは 真っ直ぐに お家に帰ろうと決意したのに Marche aux puces蚤の市に出逢ってしまった 5時過ぎてたので もう終わりかけ どんなのかなぁ~って眺めていたら キャ~ 探していた絵柄が目の前に もう絶対 連れて帰るときめ 一目惚れる食器はSarregueminesサルグミンヌ社のObernaiオベルネシリーズ アルザスの風景や昔の人々の暮らしを描いた食器 本当の手描きは(アンティーク)は本当に高いらしい 先日 アンティークのお店のウインドウに飾ってあるのを発見し いつか勇気をだして 値段を尋ねてみたい きっと買えないのはわかっているけど
とにかく 我が家に癒しの友3 を連れて帰ることに成功 縁のお花のモチーフがロマンティック まさにここに描かれている村の入口にある中世の城門 なごみますね~
一目惚れにもかかわらず ダメモトで値切ったら2€まけてくれました
誘惑の多い学校の行き返り きっと この先も こんな調子で誘惑に勝てず 1年後の私の語学力は今と変わらない気がします トホホ
今日の行き先はヴォージュ山脈中腹にあたるMont Sainte-Odile聖オディール山の頂上(標高763m)にあるサント・オディール寺院
ストラスブールからバスで行けることを知り いざ 出発~ ストラスブール駅前からバスに乗り・・・なんと料金は往復で4€ 片道2時間 のんびりしたものです・・・ストラス郊外にでると すぐに一面に トウモロコシ畑が広がり ステキな村々を通りすぎ丁度 1時間ぐらいでアルザスでもっとも美しい中世の街のひとつObernaiオベルネにバスは停まり さらにステキナなワイン街道の村々Bernardswiller村 Ottrott村 Boersch村 Saint-Nabor村とつづく ほんとにポストカードのような美しい景色の連続です ワイン街道を楽しんでいるうちに ヴォージュ山脈を上っていることに気づき 森林をクネクネしていたら ついに到着
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モン・サント・オディール頂上
バス停 |
なんと 清々しく 空気の美味しいコト
ここにアルザスの歴史をつみあげたものがある ケルト人の聖地として石壁が築かれ(その長さは10km以上)”異教徒の壁”と呼ばれ
今も石壁は残っているそうです その後ローマ軍が砦を築き そして7世紀にロマネスク風の修道院が建てられたことを知ると この山に来て改めて歴史の深さを感じます
ここにはアルザスの守護聖人オディールの伝説がのこされています
アルザスの公爵エティションの娘オディールは生まれつき盲目であった 父はオディールの存在が邪魔で殺すことを企むが失敗 その後 父の薦める見合いからのがれるため フォレ・ノワール(黒い森)に逃げ込んだオディール モン・サント・オディールの岩谷の扉が開き奇跡的に助かり 身を隠すことができたというお話し また寺院に行く途中に泉があり オディールがこの泉の水を顔にあてたら目が見えるようになったらしい 以前 この泉を訪れ この泉の水を頭につけたけれど・・あれから9年の年月が流れ 今にいたるが変化がない私・・オヤッ?
バスを降りてすぐの建物をくぐると 人々が憩う緑豊かな中庭
趣きのある扉をくぐると
オディールの像が手入れされた中庭をよりいっそう引きしめてくれています
いくつものChapelle礼拝堂があります
エディション公爵の灰を納めた十字架の礼拝堂(11世紀) 天使の礼拝堂 聖オディールの礼拝堂 涙の礼拝堂など
この写真は涙の礼拝堂の中 金泊を中心に色彩豊かなモザイクで聖書の場面を描いている?かな?スミマセン 描かれている内容を調べてなくて・・・Epfigの礼拝堂と全く違う雰囲気の礼拝堂であることは確かです
写真映りが悪くてスミマセン
なんとなく 雰囲気がつたわりますか?
こちらは天使の礼拝堂
こちらも 外見はこじんまりとしてますが中は青の世界に入ったようなモザイク柄で描かれています
こんな肝心な時にカメラの調子が悪くなり中の素晴らしさをお伝えできなくてゴメンナサイ(>_<)
モン・サント・オディールから
アルザス平野 ライン河 さらにドイツ ステキなパノラマに感動
いかに断崖絶壁のところにあるのか感じられる遊歩道があり
いろんな角度から眺められるようになっています
左の建物に入ると寺院の歴史などを紹介した展示室
右はいくつもの礼拝堂などです ほんとにこんな肝心な時に写真がなくてスミマセン 礼拝堂では信者のかたが お祈りをされていたので・・・イイワケ
なんと ここにオディールの水が1.5€の札をつけています 睨めっこしたあげくこれ以上望むものはないと思い 自分の前途を祝してロウソクだけ灯してきました ホテルやレストラン ギャラリー お土産屋さんまであり観光地になっていることを知りました 私の乗った行き返りのバスも観光客で満席でした
この小屋が観光案内所
道中の景色も
木組みの家々が並び 素朴でステキ
週末を自転車で楽しむ人も多く トウモロコシ畑を走っているのは気持ちが良さそう♪
トウモロコシ畑にいるキリストさま
ヨーロッパを感じます
著書 アルザスからヨーロッパの文化を考える(新田俊三さん)を参考にさせていただきました ありがとうございます