2014年9月3日水曜日

”Barr"

お天気が良くなかったけれど Barrバールとういうワイン街道の村に行ってきました この村は あまり観光客に知られてなくて しっとりとしています ストラスブールから西に30kmくらいのところにあり電車に揺られて揺られて40分くらいでしょうか 人口7600人くらいの小さな村 ですが私の好きな村ベスト5です
その歴史は古く紀元前1千年前から人々が住んでいた痕跡があるそうです Barrの最初に記述されたのは788年(よく残っていたものです)
Barrは周りの村々を支配していた神聖ローマ帝国の所在地だったそうです(多分)その後1566年にストラスブールに領土権が渡り フランス革命までストラスブールが支配し Barrは30年戦争でフランス人たちによって滅亡し ほとんどの建物などが焼失(1621~1648年アルザス地方はヨーロッパの中でも壊滅的な被害を受け大量虐殺 ペスト 飢饉などにより人口が半分に減少)
                  
                
 こんな悲しい歴史を知るとアルザスの方々が「私たちはフランス人でもなくドイツ人でもなくアルザス人です」と言われることに深く納得します






こんなところにもアルザスのシンボル ”Cigogne"コウノトリ


 以前 ここでシュークルートとをいただいて 内装も素敵だったのですが今はビリヤードなどで楽しめるBarに変身していたのでとても残念です

  Fontaine du Gaensbrunnel 泉 1857年に作られたもの
 













 Ancien Greffe かつての記録保存室
17世紀に建てられた ステキな出窓をもつコロンバージュは見事です
 Ancien boucherie かつては お肉屋さん
出窓には牛の彫刻がほどこされています
こんな お肉屋さん毎日通いたくなりますね


Hotel de Ville 
1640年に30年戦争で焼失され廃墟となった城跡にルネッサンス様式で建てられ いまは役所となっています

出窓や 時計の装飾がとても印象的

この建物の中庭に階段がとても美しいらしいです 訪れることを忘れてました(^^;


 葡萄畑からのBarrの街並み











                 
        


 Grand Cru(特級ワイン)などワイン畑の紹介がしてある看板


   美味しそうに熟していますよ Pino Noir(赤ワインの品種)かな?

 
 












 Temple Saint Martin
村の高台に建っているこの教会は村を見下ろして守ってくれているよう
この教会には12世紀ごろのグロテスクな顔つきの彫像や幾何学模様や植物模様をほどこした彫刻品、 また美しいパイプオルガンも所蔵しているそうです 今回 閉まっていて中に入ることができなくて残念です ロマネスクの彫像たちと逢いたかったのに・・・また これたらいいな・・・
 















 Barrの駅の看板

  Barrでステキな美術館に出逢いました
”Musee de la Folie-Marco"
アルザスの民族衣装や家具などアルザスの昔を伺える美術館です
 今度 紹介しますね

 

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