初めてストラスブールに訪れたなら こんな巡り方はいかがですか?
ストラスブールの駅に到着し 駅構内にあるOffice du Tourisme観光案内所で市内地図をもらって レトロな駅構内とその建物を覆っているモダンな外装とのギャップを味わったなら 駅を背中にして 広々とした駅前広場の真ん中の道を 進んでいきます そうするとマクドナルド(ちょっと残念)とHotel VENDOMEの間の道rue du Maire Kussがみえてきます
Rue du Maire Kussをケバブ屋さんの売り込みに会わぬように 出来るだけ真ん中を歩いたなら(たまに車が通るので注意) 旧市街への懸け橋?Pont Kuss(橋) 夏は花々が咲き誇る橋 冬はイルミネーションに彩られた橋がお出迎えです
橋を渡って川沿いの道も渡り 右手に見える教会とキッチン用品店や 怪しげな寿司屋さんの並ぶ 細い小路を進むとGrand Rue大通りとう名の大きくない通り (知り合い曰く 古くから存在する通り)にでてきます
勝手に中世からの通りだと想像しながら 歩いてみよう
アロマオイル屋さん スーパー 洋服屋さん 雑貨屋さん カフェなどが並ぶ 落ち着いた庶民的な通り
紅茶専門店のディスプレイは とても日本らしい
南部鉄の鉄瓶が10年以上も前から人気です フランスでは鮮やかな青やショッキングピンク グリーン 白 ゴールドなどに彩られたものが多いのですが とてもシックでモダンな感じがします これぞ日本の伝統とフランスのセンスの融合ですね 今では日本が この南部鉄製品を逆輸入してるんです
基本具材は玉ネギ ベーコン フロマージュ・ブラン(ヨーグルトのようなチーズ)
お好みでグリエールチーズをトッピングすることもできます お店によってほんの少し具材が変わったりもします
Grand Rue通りにある この写真のタルトフランベ屋さんは今までのシンプルなタルトフランベのイメージを覆すかのようなものが楽しめますよ
イベリコ生ハムや グリルした鴨肉やエビなど 驚くものばかり デザートにショコラやリンゴのタルトフランベもあります
隣のテーブルの方はサーモンのタルトフランベを食してましたよ
こちらはベーコン フロマージュブラン そしてマンステールチーズ(とても匂いの強いアルザスチーズ)のタルトフランベ ビールがすすみますね
冒険しようかと思ったけど 王道を選びました
生地は香ばしくサクサク 粉の味も美味しい
やっぱり シンプルが美味しい
FLAMME&CO
53Grand Rue Strasbourg
www.flammeandco.fr
Grand Rue通りの中盤にさしかかり 右手に見えてくる京都という日本食レストラン(こちらも なんだか漂ってます お寿司と焼き鳥をセットメニューしていて・・・)を目印に曲がるとLa Petite France(小フランス)というユネスコ世界遺産にも登録されている観光名所が目の前に広がり いつのまにかロマンティックな世界に浸ってます
La Petite France
旧市街の西側 イル川が4本の水路に分岐している一帯で
16~17世紀のコロンバージュと呼ばれるアルザスの典型的な家々が建ち並んでいます かつては漁師 粉屋さん 皮なめし職人など水を必要とする職業の人々が暮らしていたそうです
フランス政府観光局さんのパンフレットを参考にさせていただきました
アルザス郷土料理レストランやお土産屋さんがひしめきあってます~
Un Noel en Alsace
一年中 クリスマスを味わえる お店
でもクリスマスが終わってから2カ月はバカンスでお休みされるとのこと
プチット フランスを楽しんだあと ぜひ 訪れてほしいです お店の人は観光客に疲れているのか少々 無愛想だけど クリスマスグッズに魅了され 日本ではお目にかかれないデザインのオーナメントに出逢えますよ☆
クリスマスを満喫したら 先ほどのGrand Rueに戻り 寝具屋さんやl'Occitantがある方向(プチットフランスを背に右側)に曲がり 石畳をすすみ トラムの走っている通りrue de la Division Leclercも渡り 洋品店の多いGutenberg通りを歩いたら すぐメリーゴーランドのある広場にでてきます
Place Gutenberg(グーテンブルグ広場)
中世時代 この辺りは行政の中心地だったそう
Gutenberg(1400頃~1468年)の功績を記念した広場
Gutenbergは一般的には印刷機械をストラスブールで発明した人されていますが 実はその当時の資料があまり残っておらず だれが印刷術を発明したかについては ヨーロッパで400年も論争が続いているそうです でも彼がストラスブールで活版印刷術の実験をし 企業化しようとしたことは事実だそうです
彼の功績は技術改良の領域だけでなく 彼が印刷したものも功績に讃えられています 「ラテン小文典」「三十六行聖書」など数々の聖書 やがては宗教書だけではなく 科学書 ギリシャ・ローマの古典書までが活字印刷の対象となり 16世紀のルネッサンスの一つの機動力になったそうです
(アルザスからヨーロッパの文化を考える 著者 新田俊三さん 参考にさせていただきました アリガトウゴザイマス)
フランスの広場でよく見かけるメリーゴーランド とても優雅な気分にさせてくれますよね 実はメリーゴーランドはフランスが発祥の地 1860年頃に蒸気機関で動かしていたことから始まったそうです
グーテンベルグの像とメリーゴーランドをグルグルと見たら グーテンベルグ像を背中にして右手に見えるコロンバージュのお土産屋さんの角を左に曲がります
Cathédrale Notre-Dame de Strasbourg ストラスブール聖母マリア大聖堂
ヴォージュ山脈の砂岩で作られたバラ色の外壁をもつ大聖堂の登場です
11世紀ころからの創建といわれ 天を突いているかのような 高さ142mの小塔が完成したのは1439年 なんと400年もかけて作られた大聖堂
ヨーロッパゴシック建築の傑作のひとつです 以前は世界最大の高さをもつ教会だったそうで 今は世界第6位だそうです
ストラスブールの大聖堂の小塔が1本なのは何故なのかな?資金不足?2本建てると重量オーバーなの?なんて考えてしまってスミマセン
1277年着工の正面
キリストの受難をあらわした中央扉のタンパン(半円壁) よーく見ると蛙と蛇を隠し持ち リンゴを差し出す怪しい人の彫刻がありますよ
12~15世紀のステンドグラス
スイスの時計をモデルに 16世紀に制作された巨大からくり天文時計
毎日12時半に ニワトリの歌声とともに12使徒が登場し 15分ごとに死者の骸骨が登場しますよ 12時半のときだけ 入場料が必要です 私は死者の骸骨に会うことができました
他にも この大聖堂の見どころは「最後の審判」を描いた天使の柱
1487年に作られた説教壇
また大聖堂の高さ66mの屋上からストラスブール市街を一望できます
332段の石段を上る自信がなく いまは麓から眺めている私です
大聖堂内のお土産屋さん さすが観光地!! |
大聖堂の正面の通りにある Christian(老舗菓子屋さん)のカフェで
ランチはいかがですか?フランスの優雅な雰囲気を味わうならピッタリ
朝8時~18時くらいまで 喫茶することができます ランチタイムは11時半から14時まで ランチはとても人気で 日替わりメニューはすぐ売り切れることもあります また12時くらいに行ったら 待たされることもあるんです
Plat de jour 日替わりランチ8.5€ グラスワイン付10.2€
定番メニューは ●サーモンのソテー ●ポトフ仕立ての温かいサラダ
●ハーブ風味の山羊チーズやハム 野菜のソテーの盛り合わせサラダ
●リコッタチーズとセップ茸のラビオリ●リゾット ●アルザスの森のイノシシのグリル など
フランスの家庭料理が味わえます たまにアルザス料理も登場します
雰囲気を楽しんでくださいね
Fricassée de volaille, 鶏肉のクリーム煮 ヴォージュ山脈のセップ茸 |
クリスチャンを味わったら 大聖堂付近にある 美味しいお店が並ぶrue des Orfevres通りの散策
それから それから・・・と果てしなくつづくのですが 今日は こんな感じで終わります
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