2015年4月26日日曜日

Couscousクスクス料理 ・・・マルシェ編・・・

Broglie広場で毎週水曜と金曜にマルシェが行われていて 季節を感じるのにマルシェは とてもいい 季節は あまり関係してないけど以前から気になっていた いつもお客さんが並んでいる人気店・北アフリカ料理屋さんの屋台でクスクス料理を味わってみました クスクスは北アフリカ発祥の料理で フランスでは国民的料理になっています フランスではマルシェやレストランで気軽にアフリカや中東料理が味わえるのが魅力的です コンゴ料理やモロッコ・アルジェリア・チュニジア・ギリシャ・トルコ・レバノン・シリア・・・日本では なかなか味わえない料理ばかり


Couscousクスクスは 硬質小麦の一種であるデュラム小麦の粗挽粉から作られる 世界最小のパスタなんです 大きさが1mm大くらいのそぼろ状の粒になるように作られています また そのクスクス粒を主食とし 肉やメルゲーズ(香辛料のきいた辛いソーセージ)や野菜(ナス・ズッキーニ・人参・蕪など)・ひよこ豆・スープ類と共に食べる料理を総称してクスクスと呼んでいます 国によって入る材料や味付けは様々 ちなみに このお店のスープはピリッと ほんのり辛く ミントの香りがするメルゲーズでした


北アフリカらしいアーモンドを使ったお菓子が豊富にならんでいます 次回 是非 食さねば・・・
Pastilla やCroustillants
パータ・フィロと呼ばれる 極薄の生地(春巻きの皮より更に薄い)で細かく切った鶏肉や鴨肉 羊肉などと玉ネギやナッツ類を炒めた物を包んでオーブンで焼いたもの 色んな種類があって 迷います 並んでいるときに何を買うか決めておかないと 次の人に追い越されちゃうので 迷ってなんかいられないんですけどね この日はPastilla の鴨肉とイチジク入り とマグロのコロッケとクスクスにしてみました










クスクス テイクアウト 1人前 6.8€(多分)
タップリのクスクススムールとメルゲーズ1本 牛肉団子2個と野菜(ナス・人参・蕪)の煮込み ほんのりと甘い香辛料の香り 野菜の旨味 お団子もサッパリしていて柔らかく とても美味しいクスクスでした

私はテイクアウトにしたけれど このお店に小さなテーブルがあってそこで 食べることもできますよ ここで食べるときはお店の人が料理を温めてくれますよ 晴れた日にはビール持参で食べるのも気持ちよさそう

揺れる気持ち ・・・ビザ更新??

なんと 欲の深い私なんだろう 1年の予定でアルザスの四季を感じながら暮らしたいと思っていたのに ビザ更新(仮滞在許可証)の申請をしてしまいました♪  この滞在許可証申請はストラスブールにある県庁でするのですが 県庁の中を見たさに ビザ更新に必要な書類リストをいただいたのです こんな経験は滅多に出来ないからね そしたら仮滞在申請費用は19€(9月に改めて正規のビザを取るときは109€)とリストに書かれていて 思わず19€で アルザス滞在続行の夢を手に入れました あくまでも夢であって 何もしないで帰国日を迎えるよりかはいいかなと思って あとは帰国までの2か月くらいの間に アルザスに居続けられる風が吹いてくれることを祈るばかりです 私の欲深さはまだまだ続きます

La préfecture県庁 










2015年4月25日土曜日

Hoerdt ホワイトアスパラガスの里を訪ねて

平日の今日 もとからサボる気の学校に行かず ホワイトアスパラガスの里Hoerdt村を訪ねてみました ストラスブールから北に15kmくらい 電車で15分 農村地帯が広がり のんびりした村 実は5月10日(日) この村で行われるアスパラガス祭りを訪れようと思ってたけれど きっと お祭りの当日は日曜日だから 当然 農家もお休みだから できれば栽培風景とかを見てみたかったので平日なら 運が良ければ・・・と思って平日のHoerdtを訪れてみました  この村の看板を撮ったときに Village Fieuri花いっぱいの町にランクされているのに気付き 花で彩ろどられた夏のHoerdtに訪れたくなりました
何も下調べしなくて地図もなく来てしまったけれど どうにか楽しめるかな なんて いつもの横着な発想で駅に降り立ち なんとなく 賑わってそうで道が広そうな方向へ歩いていくと 思っている以上に野菜を作っている農家が建ち並んでいて アスパラガスの看板を見ながら歩くのが なんとも楽しい








面白いものに出会った ホワイトアスパラガスの皮をむく機械に遭遇
 トムとジェリーのジェリーが出入りするような入り口にアスパラを1本づつ通して 水をあびながら皮がむかれていく 実に楽しい 珍しすぎて ずっと眺めていたら 逆に珍しい目で見られてしまった アスパラの里ならではの光景を味わえました

アスパラのむかれた皮がカゴいっぱいに・・・キンピラとかにできるかな?
どの村を訪れるとき お祭りのある日と 普段の風景を見ることができる平日と2回 訪れるようにしています お祭りのある日は 沢山の人で賑わい 皆で収穫を祝い アイデア料理に出会えたりもして かなり楽しい思いをするけれど 沢山の屋台が村を覆ってしまうから せっかくのコロンバージュが隠れてしまい 村の本来の雰囲気が薄れてしまうのです
 昼下がり 農家の直売店に続々と地元の人が買出しにやってきてました 直売店だからストラスブールで買うより 断然安くて 新鮮
この直売店では アスパラの皮むきをセルフサービスで行っていて 皆さん 慣れた手つきでアスパラを通してました この村のちょっとした風物詩なんだろうなぁ



今は藤の花が見事に咲いていて コロンバージュとよくよく似合ってます















ホワイトアスパラガスをお腹いっぱいに味わいたく この村に訪れたけれど レストランでホワイトアスパラガス食べると どこでも20€と お高くて ビックリ!! ホワイトアスパラガス1kg 3種類のソースでボリュームはありそうなんだけどアスパラに2600円と円で考えると さらに高く感じる それに毎日 自宅で味わってることだし・・・アスパラをあきらめ地元の人で賑わうビストロで 8€の日替わり定食をいただくことに 前菜とメインで8€はありがたい そしたら前菜にホワイトアスパラガスの端のほうだけれど ドレッシングで軽く和えただけのシンプルなサラダがついていて メインより 美味しくてお代わりをお願いしたくなった 十分ホワイトアスパラガスを味わうことが出来て大満足!! 喉が渇いていたからビールを頼んだけれどアスパラがついているならミュスカを頼むべきだったなと少し後悔。。。このビストロは地元の方で賑わっていて私のようなアジア人が珍しいのか 入った瞬間から 視線をあびてしまい 屈せずニコニコしていたら 皆 近寄ってきて 話しかけてくれて 都会では味わえない 雰囲気をこのビストロで味わえたことにも大満足!!
結局 この日はアスパラの栽培風景を見ることはできなかったけれど 日常風景をしっかり見ることができました 次回は5月10日のアスパラ祭りで お腹一杯にホワイトアスパラガスをいただきますよ♪ アスパラのアレンジ料理にも出会えますように

春の主役 

 アルザスに 真っ青なヨーロッパの空がもどってきました アルザスで春を過ごすのは 今回が初めて  夏の陽ざしより穏やかで ライラックや藤の花が彩り 散歩が楽しくてたまらない フランス語の勉強をしようと 家に引きこもろうと決意しても 朝 この青空を見た瞬間 予定変更!!
語学学校もサボリ気味かな? マルシェに出かけたり 電車に乗ってワイン街道を味わったり そうそう 今 ホワイトアスパラガスの季節なんです マルシェでは1kgを束にして こうやって立てて並べられていて 春の主役って感じで 存在感タップリです ホワイトアスパラガスとともに初夏の主役?ルバーブも並んでいます
ルバーブ・・・日本では 馴染みが薄いけれどヨーロッパでは広く食されている野菜 酸味がとても強く アンズのような香りをもち ジャムやお菓子・ジュース・サラダとして楽しまれています タデ科に属し シュウ酸を含む葉っぱは食さず ズイキやフキのように茎を食べるそうです ビタミンC カルシウム カリウム 繊維を豊富に含んでいることから健康と美容にいいといわれてます と聞くと積極的に 食さなければと思うのですが ホント にルバーブ自体はとても酸っぱくて  こちらでルバーブのタルトやシャーベット ジャムをいただいたけどお砂糖と相性がいいからって ちょっと甘すぎて・・・健康によいとは思えないものになってる気がします・・・まだ 美味しいのに出会ってないのかも・・・自分で作ろうか・・ブツブツ・・ブツ

 
 











 このところ毎日食べているホワイトアスパラガス 甘くてねっとりしていて ほんのり苦味がたまらなく美味しい ワインはもちろん ミュスカです









2015年4月20日月曜日

Albert Boxlerワイナリーを訪ねて


 

 先週末 急きょ予定を変更してNiedermorschwihr村にあるワイナリーAlbert Boxler(BIO)に訪れてきました この村はブログで描いたこともあるんですが そうクリスティーヌ・フェルベールさんのお店がある村なんです いつもはフェルベールさん目的で訪れるのに今回はワイナリーがメイン っといっても  しっかりフェルベールさんのお店で あれこれ いつものごとく買ってしまいました♪
ホントに急きょColmarに向かう電車の中で予定を変更し まずはワイナリーに午後から訪れていいか予約の電話っ そう私の最も苦手なフランス語での電話予約をしなければならず 誰かにお願いするわけにもいかず ここは今までの自分のフランス語の成果を試す良い機会だと思い 思い切って電話してみました 土曜日のお昼1時だから きっと食事中かなと失礼だと思いつつ 緊張しながらの電話 なかなか相手が出てこないと思ったら 出てくれて今日の午後に訪れたいことを伝えたら オーナーを呼んでくるといわれ もう一度 同じことを伝えたら どちら様ですか?と尋ねられ 緊張していて自分の名前を名乗ることを忘れていたのです 日本人であるということを伝え あとはすっかり 舞い上がり 試飲を諦めていたところに もしもし と懐かしく ありがたいフレーズが聞こえてきて 私は救われました もしもしの方は このワイナリーで栽培者として働いておられる日本人でした
この日はオーナーさんが忙しく その日本人の方が案内をしてくれました 正直 この方の案内に感謝です ワインに関して ほとんど知識がなく いつも 美味しいしか言えないのですが 色々と詳しく教えていただきました 特に感動したのが 試飲をさせていただいた部屋から このワイナリーの所有しているブドウ畑がいくつか見ることができ このブドウ畑で穫れたワインはこれで あっちのブドウ畑で穫れたワインがこれで 斜面がこうだから・・・地形・ 陽当たりや土壌などのちがいで ワインの魅力が大きく変わることなど 説明をききながら 目の前に見える葡萄畑で穫れた貴重なワインを味わうという なんとも贅沢この上ない ひと時を味わったことにココロうたれました

ある方の本に このワイナリーで最初に飲んだピノ・ブランの果実の芳香とコクにうなり・・・終始感動・・ 全てのワインの味が澄んでいる と書かれていて ピノ・ブラン好きの私は 私も うなってみたいし 味が澄んでいるってどんなことなのか知りたくなって訪ねてみました ホントに最初に飲んだクレマンダルザス(発泡ワイン)から うなってしまいました 畑は14ha と大きくないらしいのですが(私には規模はわかりません) オーナーさんのワインに対する熱く厳しい姿勢  ココロ温まる雰囲気が このワインの味を作りだしているんだなと伝わってきました





チュルクアイム村から2kmの葡萄畑を歩いて この村に到着 来る途中 何台もの車が通りすぎて行き ヒッチハイクを試みようかと思ったけれど 桜やレンギョの咲く春の葡萄畑を運動がてら歩くのも わるくないかな と思い歩くことに  ワイナリーを訪れる前にフェルベールさんのお店で お腹を満たそうと店の中に入ったら日本人家族がいて その方たちが 私が葡萄畑を歩いていて 同乗するために声をかけようかためらっておられたことを話してくださり 思いやりに感謝です その家族はドイツはフランクフルトから日帰り旅行らしくフェルベールさんの人気はスゴイですね  ちなみにNiedermorschwihrの帰りはバスと電車で帰ろうとバスを待っていたら 先ほどのワイナリーの方がColmarに行くのに偶然 出会い 厚かましくも Colmarまで車で送っていただきました ワイン2本とフェルベールさんのお店での戦利品?が かなり重かったので本当に助かりました 

Albert Boxler
78 rue des Trois Epis 68230 Niedermorschwihr
Tel 03 89 27 11 32
Open 月~土9h~12h 14h~18h
Close 日・祝日







バスの車窓から

 昨日の土曜日は 気持ちいいくらい快晴!! どこへ行こうか・・・以前から訪れたかったワイン街道村Guebwillerへ行こうと決めたもののColmarよりも更に西ヘ?何kmだろ?とにかくストラスブールから電車に乗りColmarを過ぎ15分くらいのBollwiller駅で降りて1日に5本運行のバスに乗り10分くらいで到着 バスの運転手さんは とても親切で年配の方の荷物を降ろしてあげたり 私の降りる場所まで教えてくれたり お若いのに感心するなぁ なんて思ったりして♪
バスを降りたら 見たことのある光景が広がり そういえば10年前にも訪れていたことに気づき 自分の記憶力の悪さに笑ってしまいました なぜ笑うかというとフランス語が なかなか覚えられず最初は落ち込んでばかりいたのですが最近は落ち込む時間も体力もないので笑って 物事をすませるクセがついたのです
この村でゆっくりご飯を食べ 教会を見て ワイナリーに寄ってっと思っていたのに 私の想像しているようなワイン街道村ではなかったので(スミマセン)早々に退散を決め スーパーでお手洗いをお借りして(本来は貸してもらえない きっと緊急な表情を浮かべていたのかな?) アルザスのパスタを購入してお礼をしてみました 日本とちがって ホントにお手洗いがすぐに見つからないので苦労します 例え運よく見つけても有料だったりして小銭がないと入れなくて 出かけ先では水分(アルコール?)補給に気を付けてます
少し残念だったGuebwhirだったけど 実は私の今日のメインはGuebwhirからColmar行きのバスに乗ることだったんです 美味しいアルザスワインを 産出している村々がColmar付近から南に集中していて そのワイン街道村の景色を眺めたかったのです 私の乗ったバスは終始 私一人貸切でした 運転手さんが またまた親切で 各村の美味しいレストランを紹介してくれ アルザスの有名三ツ星レストランオーナーシェフの最初のお店も知ることができました 運転手さんはフランス人らしく何かを言ってましたが あまりわからなかったの こちらも日本人らしく笑って誤魔化しておきました
 葡萄の木とタンポポのコントラストが のんびりした春を描いていて 冬に葡萄畑を訪れた時は 寂しい色合いをしていて やっぱり葉っぱがないと 葡萄畑は様にならないなぁって思ってたけれど 春もいいものですね こうやって葡萄農家の人達は四季を感じているんですね 5・6月の葡萄畑が楽しみです
 
途中の村々ではワイナリーの試飲販売の看板が私を誘惑していて バスを降りるわけにもいかずGrand Cru畑を眺めて美味しいワインの味を想像してガマン ガマンです 色々な誘惑あり 癒される景色あり GuebwhirからColmarまでのおおよそ40分のバスの旅 いいものですね 














教会のステンドグラスに うっとり









2015年4月14日火曜日

Saint-Pierre ビール試飲見学

 ビールの季節がやってまいりました ということで 待ちに待ったビールの試飲見学 こちらも春になったらと思って楽しみにしていたことのひとつ アルザスは白ワインで知られていますが北アルザスの方でホップ栽培が盛んで ビールの産地としても知られているのです なのでフランスの食卓では珍しくアペリティフに白ワインとビールが並び 私にとっては有難い地方なんです  話はビール見学の話に戻りまして・・・ワイン街道沿いにある Saint-Pierreサンピエール村のSaint-Pierreというビールメーカー 規模はとても小さいけれどスタップの方々の情熱は大きく感じられた レストランとお土産販売と工場が一つになっていて 玄関を入ったとたんにホップのかぐわしい香りが充満 予約なしで伺ったのですが 友人と私 そして 後からきたご夫婦の計4人で見学することに・・・最初に4種類のビール(Blanche・Blonde・Ambrée・Brune後になるほどフルーティからコクのある味わい)を試飲させてもらい友人と これが好みだとかいいながら 味くらべ
そうこう楽しんでいるうちにスタッフの人がやってきて ビールの原料の説明をしてくれた 初めに行われる大麦麦芽の成長を止めるために行われる焙煎の度合いによって ビールの色合いや味が変わることや ホップ ビールの主原料の水のことなど 熱く語ってくれ 質問を催促され だれも質問をしなかったので 少し 寂しそうにされていて 友人が気を利かせてか質問したら その質問が きっと答え甲斐があったのか C'est une bonne question!!それはいい質問だ~と嬉しそうに説明してくれたのが 印象に残りすぎてます 話は少し それるけれどフランス人と話していているとC'est une bonne question!!をよく耳にする 自分が質問した時にこれを言われると
 ちょっと 嬉しくなると同時に質問にランクがあるの?なんて思ってしまう 好きなフランス語フレーズのひとつです え~話はもどり 私も なんとかフランス語で質問をしてみた Biere de Printemps春のビールとBiere de Mars3月ビールというのが あって この違いを尋ねたら 中身は大して変わらないそうで 3・4月はビールが売れにくく(そうかな?)商売戦略という かなりガッカリな答えに驚いてしまった 春ビールに3月ビール ノエルのビールと。 ビールのコースターのデザインが どこのメーカーも素敵だから集めているのに・・・
 
 昼食もここのレストランでとることに 私たちはメインにタルトフランベを頼んだのですが 前菜はバイキングになっていて フロマージュ・テット(豚頭肉のゼリー寄せ)・クルジテ・アルザスソーセージのサラダ・アルザス風ミートローフなど郷土色豊かなバイキング 前菜とメインで11€くらいだったかな?前菜のバイキングだけでも かなり満足 しっかり おかわりをしました
 
 シュークルートやミラベル・ブルーベリー風味のアルザスならではのフレーバービール シュークルートのビールの香り付けを尋ねたら キャベツは一切入ってなくて シュークルートに使われるスパイスで風味をつけているそう  これまた シュークルートの漬物くさい 独特の香りを期待していた私はガッカリでした それでも友人は またまた気を利かせてくれて見学後の昼食で このビールを頼んでくれたのです お味は スパイスの味すら感じない美味しいBlondeビールでした


La Sainte Pierre
Brasserie Artisanale
30 rue principale 67140 Saint-Pierre
Tel 03 88 08 82 95
www.lasaintpierre.com