2014年12月11日木曜日

12月6日 Sanit-Nicolas(聖人ニコラ)の日 と Manala

12月6日Saint-Nicolasの日が近づくと パン屋さんやお菓子屋さんで 可愛らしい 人型のパンManalaマナラが ショーケースを賑わし クリスマスの訪れを知らせてくれます 日本でいう 桜餅、柏餅や水無月になるのかな?

語学学校の試験(12月8日)が終わったら アルザスのクリスマスマーケットを巡ろうと思っていたけれど 12月6日に あちこちの村でSaint-Nicolasが出没するときいて 試験勉強を諦め Colmarから近いKaysersbergを訪れました 14:30ごろ出没(笑)予定と聞いていたのですが その前にRiquewihrというアルザスワイン街道の3つの真珠とたとえられる村に訪れ たくさんの観光客と観光バスに遭遇し ワイン街道やブドウ畑の畦道は とんでもなく ごったがえしてました それほど人気なんですね ここでも 200万人を感じました 夏の緑豊かな 落ち着いたワイン街道風景が懐かしいです
Saint-Nicolas(聖ニコラ)12月6日  
4世紀ごろSaint-Nicolasは実在した司教で 裕福なキリスト教徒の家庭に生まれた彼は生涯を 貧しく不幸な人々の救済のために捧げられ 後にローマ皇帝に迫害され殉死したのが12月6日だそうです
カトリック暦では1年365日すべてに聖人の名前がつけられていて Saint-Nicolasは聖人の中で最も尊敬され親しまれていたそうです また子供たちの守護聖人でもあります 彼にまつわる伝説はいろいろあるのですが
その昔 3人の子供が 時を忘れてあそびすぎ 家に帰れなくなり その晩   肉屋さんに泊めてもらい 肉屋の亭主に塩漬けにされてしまいました(なんとフランスらしく 残酷な伝説) そして そこに現れたのがSaint-Nicolas!!彼は奇跡的に子供たちを生き返らせた というお話です こんな伝説があるほどSaint-Nicolasは偉大だったんですね
短足ナマラ 上品な味
patisserie  KAMM(Sélestat)
ヨーロッパでは古くから Saint-Nicolasの日に サン・ニコラが法冠 をかぶった司教スタイルで トナカイではなくロバにのって現れ 良い子供にはご褒美のプレゼントを また悪い子にはサン・ニコラの お供Père Fouettardフェタールに鞭で お仕置きをされるという行事があったそうです 今は お仕置きのほうはありませんが(どこかに依頼すれば やってくれるそうですが・・・日本の節分みたいですね 鬼にお仕置きされる
)カトリック教徒の多い地域では今でも 色々な伝統行事が行われているそうです


Manalaマナラ
愛らしい人型のミルクたっぷりのブリオッシュパン アルザスの方言で「小さな人」を表し アルザス地方ではSaint-Nicolasの日を祝って マナラを楽しみます ショコラショー(ホットチョコレート)と味わうのが定番だそうで さすが子供の日ですね!!お店によって形や味が様々  
チョコチップ入り
ナマラは お店によって 形や味 

豪華 チョコやカスタークリームがサンド
Naegel










Kaysersberg
Marhé de Noel

 




Thierry Mulhaupt

Bébé Manala
ここではマナラの赤ちゃんに会えた
Au pain de mon Grand-Père
 

友人が作ってくれました
友人は子供の学校のためにマナラを
慣れた手つきで100個も作ってました











 
















Saint-Nicolasの横にいるのがPère Fouettardフェタール
こんなのが 現れたら 大人の私も怖いです








Saint-Nicolasはサンタクロースのモデルにされいたり されていなかったり ・・・Saint-Nicolasは必ず法冠をかぶり 杖をもっているそうです
12月6日にサンニコラ 12月25日ひサンタクロースがあらわれ フランスやベルギーの子供たちは2回もプレゼントがもらえるそうですよ ウラヤマシイ

現在12月中旬ですが とにかくアルザスは 浮足っている感じ
先日 ブログでストラスブールのクリスマスマーケットは 少し商業的で残念と書きましたが 昨日 我が家近くの小さな広場で私好みのものと出会いました また次回 描きます







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