上から見ると美しい8角形の要塞都市 |
先日 アルザスのMarché de Noel巡り計画を練っていたら Neuf-Brisachで昔ながらの素朴なMarché de Noelが行われると知り 訪れて初めて 観光案内所で この町が 美しい要塞都市であることを知ったのです Neuf-BrisachはColmarより南西に30kmくらいにあり 3km先にはドイツとの国境をなすライン河があります 2008年にはVaubanヴォーバン(ルイ14世に使えた建築技術家・都市計画家)の12の防衛施設群の1つとしてユネスコ世界遺産に指定されているそうです
1697年大同盟戦争(ルイ14世対アウクスブルグ同盟諸国)が集結し フランスはライン河右岸のドイツ側にあったブライザッハの要塞を返還 新たに要塞都市を築くことにしたルイ14世は ブライザッハ対岸にあるフランス側に 1702年 ヴォーバンの指揮のもと 素晴らしい要塞都市を築いたのです この地名はNeuf(新しい)Brisach(ブライザッハ)で新しいブライザッハという意味で 優秀なヴォーバンに美しく強固な要塞をつくらせ 地名も新しいブライザッハと名付けることで戦争に負けた悔しさを晴らしたのでしょうかね
この村のMarché de Noelは 昔ながらの手作り感あふれる 素朴な まさに私の求めているものだったので かなり浮足だってしまいました お店は どれも我が家に連れて帰りたくなるくらい 素敵なアンティークの食器や家具で飾られ 広場一面には藁が敷き詰められ 村人たちはフランダースの犬やハイジの雰囲気を演出してくれていて このMarchéを優しく盛り立てているのが伝わってきました
試食もできて さらに浮足だちます
のんびり~
クリスマスリース屋さん
ハチミツ屋さん
すべての飾りが愛らしい
Panier屋さん おじさんが籠を編んでいる姿は 飽きずに ずっと眺めていられます
パン工房では子供たちがお手伝い 私も仲間に入れてほしかったけれど 子供だけ参加できるようで 残念!
写真の真ん中に写っているのは こんがり焼かれた猪の丸焼き
けっこう衝撃的 小さな村のMarchéでは 猪の丸焼きに よく出会い 肉をそぎとって 脂のしたたるワイルドなサンドイッチや ゆで紫キャベツ
を添えたシンプルで滋味あふれる お皿を味わえますよ
昔は こうやってチーズを作っていたのですね まさにハイジの世界
アルザスの郷土菓子 リンツァータルト
フランボワーズジャムの赤とモミの木のグリーン 素敵なクリスマスの演出ですね
楽しそうに 焼き栗を販売している村人たち 微笑ましい
チーズ屋さん
柊やモミの木の飾りとチーズの匂いに引き寄せられ ついつい買いすぎる私
大満足で この村をあとにしました
Neuf-BrisachのMarché de Noelは毎週末 行われていなくて 今年も12月12.13.14日の3日間だけ行われました Colmarからの路線バスと この期間だけNavetteと呼ばれるシャトルバスで 訪れることができます 詳しくはColmarの観光案内所で尋ねてください
0 件のコメント:
コメントを投稿