2014年12月31日水曜日

ELISABETH BISCARRAT macarons & inspirations マカロン屋さん

ポップな外見
 ストラスブールに 可愛らしくてモダンなマカロン屋さん 発見!!
アルザス郷土菓子に埋もれていた私は すっかりマカロンから遠ざかってたのですがマカロン好きのクラスメイトが教えてくれたお店です フォアグラ風味があると 教えてくれて 珍しさのあまり お店に入ってみました
 


フランボワーズ バニラ ピスタッチオ レモン ショコラ パッションフルーツ 薔薇 アールグレイ フォアグラなどなど お行儀よく マカロンたちが並んでいます

初めて味わうお店なので まずはオーソドックスに?フランボワーズ レモン アールグレイ パッションフルーツ そして 冒険にフォワグラを試してみました
 マカロンの他にも
見た目もポップで美しく バリエーション豊富なシュー生地のお菓子たち

ヨーグルト&フランボワーズ  塩キャラメル パッションフルーツ マロン ショコラ レモンなどの甘い系 フォアグラ風味のクリームやサーモンなどオードブルにピッタリな塩味系と  どれもこれも目を奪われるものばかり 

 黄色のレモン味から右回りに アールグレイ フランボワーズ ピスタッチオ
そして噂のフォワグラ風味 可愛らしい白のお花のアイシングはシュー生地タイプ ヨーグルト&フランボワーズ

マカロンは アーモンドの風味良く 軽やかで 中のクリームの甘さが主張しすぎず 何個でも いただけそう  恐る恐る ピノ・グリ(ワイン)片手にいただいた 噂のフォアグラ風味はマカロンの ほんのりした甘味とフォアグラクリームの塩味と まったり感が よ~く似合いすぎて ワインのすすむこと・・・マカロンに何かハーブかスパイスが入ってると思うけど1個じゃ たりなーい ってところでしょうか


見た目 少し甘そうに思える シュー生地のヨーグルト&フランボワーズは ほのかなヨーグルトクリームの酸味とフランボワーズジャムの はっきりした酸味 そしてシュー皮 はっきりした味わいだと味わっていたら 飾りだと思っていた お花のアイシングの甘さが あとから 追いついてきて 全体をまろやかにしてくれ 感心

全種類 味わってみたいですね ワインも用意しておこっと



ELISABETH BISCARRAT
1 rue de la Vignette 67000 Strasbourg
Tel 03 88 38 67 87
月曜日 定休日
www.elisabeth-biscarrat.com



12月30日 雪のStrasbourg

les Ponts Couverts
 クリスマスが終わったとたんに アルザスは白銀におおわれ 待ってましたとばかりに 雪のストラスを散歩してみました アルザスを訪れて はじめての雪
そしてクリスマスが終わり新年を迎えるまでの町の様子も見たかったし・・・雪が降っていても京都みたいに底冷えがないので 散歩も寒さに凍えることなく うごけるのが嬉しい





 お菓子屋さんのショーウインドーは新年を祝うケーキで彩られていてお菓子屋さん巡りも楽しいです 買わないけど・・・写真だけ撮ってゴメンナサイ 怪しい東洋人ですと開き直ってます

新年を祝うお菓子は幸運をもたらすと言い伝えれている ピンクの豚さん 四葉のクローバー てんとう虫 馬蹄形など とっても お茶目な雰囲気 キノコもラッキーアイテムという国もあるようです たしか お隣のドイツだったかな?(アイマイ)
日本でいう お節料理や大福茶と同じかな?海老に長寿を願い 黒豆にマメに暮らせるよう 数の子に子孫繁栄 金柑に金運などなど
でも なんで豚さん てんとう虫なのかな~
愛嬌たっぷり う~アマソウ


少し 早いですが 2015年 皆さんの(私も)健康と健康と健康と・・・平和を願います







2014年12月26日金曜日

Joyeux Noel

 10年ほど前にアルザスを のほほん旅行しているとき知り合った アルザス人家族のクリスマスパティーをあじわってきました

クリスマスの日(12月25日)に招かれるのは初めてで いつものホームパーティ感覚で訪れたのに 親戚一同 娘婿のご両親など が集まり 皆 手土産をもって集まり とても賑やかで楽しそう  日本でお正月に親戚が集まって新年を祝うのと同じく こちらではクリスマスを家族で祝うことを思い出し こんな大切な日に私を招いてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです 




 親戚一同が勢ぞろいしたら まずはCrémant d'Alsace(アルザスの発泡酒)で乾杯!!! テーブルには トゥルトや干イチジクにフォワグラを詰めたもの サーモンマリネ 生ハム エスカルゴ 鴨の燻製 と豪華なオードブルが並び 久しぶりの親戚の再会に話に華がさいて 温かい光景に胸が熱くなりました フランス人の お話好きは知っているけれど ほんと彼らは よーく話しますそんな彼らの話半分  私は話より団子精神で 後から いただく御馳走のことも考えず オードブルに釘付けになっていたのは いうまでもありません 
好き嫌いはほとんど目立ってないのですが 私は 大のエスカルゴ嫌い というより カタツムリ嫌い 容姿を見ることができない けれど サザエは食べれるし エスカルゴバターは 私のお酒のお供に登場する 今回も避けていたし挑戦しようなんて ちっとも思ってなかったのに・・・知り合いが エスカルゴを食べたことないなんて 君は可哀想な人 だなんていいだし 親戚一同からも すすめられ ここで断れる勇気が湧かず 思い切って 口の中に ほりこみ 噛まずに喉を通過 大嫌いな でんでん虫がカラダの中にいるかと思うと のけぞりかえりそうだけれど いつか道端で でんでん虫にあったら Bonjour!!と言えそうな気がする 知り合いも喜んでくれたし 私もエスカルゴデビゥーできたし メデタシメデタシ 


 天使の子供たちが 歌をご披露!!
 
 クリスマスには お約束の七面鳥 カボチャのスフレや セップ茸・モリーユ茸やトロンペットなどの フランスならではのキノコのソテー  シャテーヌ栗など冬の味覚満載 
 ブッシュ・ド・ノエル 
バタークリーム と アイスのブッシュ・ド・ノエルの2種類 冬でもアイスケーキをいただくんですね


 プレゼントに喜ぶ 子供たちを眺めていたら 知り合いは 全員のプレゼントを用意していて Betschdorf焼きの 素敵な花瓶を私に贈ってくれ 終始 感動の日に ありがとう

2014年12月25日木曜日

Les Petites Casseroles "Obernai"


先日 Obernai (ワイン街道村 ストラスブールより南西30kmくらい 電車にゆられて30分)に住む知り合いが ドライヴに連れていってくれた お昼ご飯は 彼女のお気に入りのビストロ 小さな店内に 店名のCasseroleお鍋 や 可愛らしいオブジェがところ狭しと ひしめき合っているけれど ぜんぜん イヤじゃない 料理を待っている間 眼と口は大忙し アルザス料理とフランス家庭料理が味わえる 良心的で温かいお店です
私たちが 席に着いて10分後 メニューを眺めている間に満席になり 何組ものお客さんが 諦めて帰っていきました 予約しておいて よかったです

私が頼んだのは23,90€のランチセット
アペリティフにグラス・クレマン・ダルザスかグラスワイン1杯
前菜とメイン デザートとついていて 野菜たっぷりで この お値段は とてもありがたい 

Paté de campagne
やさしい風味のパテ
le Baeckeoffe au cuisse de Canard avec crudités de verte

ベッコフは 白ワインでマリネした豚肉 牛肉 羊肉と スライスしたジャガ芋とを重ね焼きしたオーブン料理 味付けは白ワインの酸味と ほのかな甘みと塩のみ  とても素朴なアルザス郷土料理のひとつ  このお店で初めて鴨肉のベッコフに出会いました 羊も好きだけれど 京都人の鶏好きは すっかり鴨ベッコフのファンです アラカルトでBaeckeoffe avec 4 Viande et Salade Crudite 14,96€ 4種類の肉いりベッコフ 夢の饗宴発見

le Pot de Yaourt au Sorbet fruit et bon Coulis de fruit rouge
ヨーグルトに赤い果実のシャーベット


 知り合いの頼んだものは クレマン・ダルザスかグラスワイン1杯とメインのランチセット16.30€
こちらも野菜たっぷり お鍋でサービスされるアツアツのサーモンとキャベツの煮込みを すでにポテトやズッキーニなどのマリネ野菜で彩られた お皿に取り分けて いただく楽しいお料理  ベッコフに圧倒されてしまいメニューの名前を控えるのを忘れました スミマセン



どの料理も 野菜たっぷり   どのテーブルからも料理が運ばれてくるたび 歓声があがるほどボリューム満点  優しい味付けだから 最後まで 美味しくいただけますよ
 les Petites Casseroles
128 rue du général gouraud 67210 Obernai
Tél 03 88 04 70 21
http://apero.fr/les-petites-casseroles/
 食後は 彼女の娘さんの今年最後のハンドボールの試合観戦で腹ごなし   残念ながら1点差で負けてしまいましたが ハンドボールは中学生の時以来 30年?くらい してなかったので とても懐かしく かなり盛り上がってしまいました 



2014年12月19日金曜日

Neuf-Brisach ヌフ=ブリザック(要塞都市)

上から見ると美しい8角形の要塞都市
アルザスに こんなに美しい要塞都市があるなんて 知らなかったぁ
先日 アルザスのMarché de Noel巡り計画を練っていたら Neuf-Brisachで昔ながらの素朴なMarché de Noelが行われると知り 訪れて初めて 観光案内所で  この町が 美しい要塞都市であることを知ったのです Neuf-BrisachはColmarより南西に30kmくらいにあり 3km先にはドイツとの国境をなすライン河があります 2008年にはVaubanヴォーバン(ルイ14世に使えた建築技術家・都市計画家)の12の防衛施設群の1つとしてユネスコ世界遺産に指定されているそうです

 1697年大同盟戦争(ルイ14世対アウクスブルグ同盟諸国)が集結し  フランスはライン河右岸のドイツ側にあったブライザッハの要塞を返還 新たに要塞都市を築くことにしたルイ14世は ブライザッハ対岸にあるフランス側に 1702年 ヴォーバンの指揮のもと 素晴らしい要塞都市を築いたのです この地名はNeuf(新しい)Brisach(ブライザッハ)で新しいブライザッハという意味で  優秀なヴォーバンに美しく強固な要塞をつくらせ 地名も新しいブライザッハと名付けることで戦争に負けた悔しさを晴らしたのでしょうかね










この村のMarché de Noelは 昔ながらの手作り感あふれる 素朴な まさに私の求めているものだったので かなり浮足だってしまいました お店は どれも我が家に連れて帰りたくなるくらい 素敵なアンティークの食器や家具で飾られ 広場一面には藁が敷き詰められ  村人たちはフランダースの犬やハイジの雰囲気を演出してくれていて このMarchéを優しく盛り立てているのが伝わってきました


Bredele作りを見ているのは とても楽しい
試食もできて さらに浮足だちます 



 

 




のんびり~

 

クリスマスリース屋さん 
ハチミツ屋さん
すべての飾りが愛らしい
Panier屋さん おじさんが籠を編んでいる姿は 飽きずに ずっと眺めていられます
パン工房では子供たちがお手伝い 私も仲間に入れてほしかったけれど 子供だけ参加できるようで 残念!
 
写真の真ん中に写っているのは こんがり焼かれた猪の丸焼き
けっこう衝撃的 小さな村のMarchéでは 猪の丸焼きに よく出会い 肉をそぎとって 脂のしたたるワイルドなサンドイッチや ゆで紫キャベツ
を添えたシンプルで滋味あふれる お皿を味わえますよ


昔は こうやってチーズを作っていたのですね まさにハイジの世界
アルザスの郷土菓子 リンツァータルト
フランボワーズジャムの赤とモミの木のグリーン  素敵なクリスマスの演出ですね




 

楽しそうに 焼き栗を販売している村人たち 微笑ましい


 

 チーズ屋さん
柊やモミの木の飾りとチーズの匂いに引き寄せられ ついつい買いすぎる私



















大満足で この村をあとにしました
Neuf-BrisachのMarché de Noelは毎週末 行われていなくて 今年も12月12.13.14日の3日間だけ行われました Colmarからの路線バスと この期間だけNavetteと呼ばれるシャトルバスで 訪れることができます 詳しくはColmarの観光案内所で尋ねてください