2014年7月6日日曜日

Maison a Colombage





ゼラニュウムがよく似逢ってます
alsaceを訪れるたびに不思議なくらい
温かく 穏やかな空間につつまれます

ヴォージュ山脈の東側、南北に約170kmに
わたって 美しい葡萄畑が連なり
そこに点在する 可愛らしい村々・・・
その村々を彩っている木組みの民家
       ❝Maison a Colombage❞(コロンバージュ)

              

    
コロンバージュは木材による柱・梁により骨組みを作り
外部に露出させ骨組みの間に石材や土壁、煉瓦などで
壁体を作り 重荷を支える構造だそうです

英語ではHaif Timber ハーフティンバー
「半木骨造」と称されています
 

 




中世ヨーロッパの森林の多い フランス、ドイツ
オランダ、イングランド地域においてつくられたそう。
16~17世紀頃、建材物の石材が乏しかったためalsaceでも
コロンバージュの民家は建てられました
しかし、そのほとんどは度重なる戦いで破壊されてしまいましたが
その後、あらたにコロンバージュの家が建てられ
繰り返しリフォームが行われ
外見は伝統を引き継ぎ
家の中は とても現代的
・・・リソウテキ デス・・・

       

La Maison du Sel
愛嬌たっぷり
いまも使われている
Wissemboug村に

alsaceの建物は青・赤・緑・紫・ペパーミントグリーンなど
壁の色がカラフルで屋根の形もさまざま
高さや間口も異なっているのに
とても 仲良く 佇んでいます
村々を散策していても 飽きずに
いつまでも楽しめます
きっと 木材や漆喰などのポッテリとした温かい風合いと
alsaceの人々が伝統を大切に守り続けている想いが
このステキな空間を醸し出しているのだと思います


お気に入りのコロンバージュが いくつもあって
毎回 同じものを写真におさめてしまいます




コロンバージュの家は動産?不動産?

その昔、法律では土地は家屋と別々に
売買され たとえ土地を追われても
家は解体して別の土地で組み立て直すことが
できたそうです。移築しやすいように木材には
番号がふられ 釘も錆びない木製が使われていました
また 1階は石造り、2階が木造という家屋は
土地を移動させる必要のない裕福な家の場合が
多かったそうです
                 ・・・フランス政府観光局パンフレット参考・・・

コロンバージュの家々を眺めていると
1階部分は小さく 2階部分からは
1階より張り出しているものを
よく見かけます
これは いたずらに建てられたわけでなく
昔の税法で、地上階の面積に対して
建物の税金が課せられたため
税金対策なんですね
イマ モ ムカシ モ カワラナイ デスネ




コロンバージュは美しく 合理的で
とても エコロジーですね
今回 載せている写真は
今までに幾度となく訪れた時に
撮ったものです

この8月から1年の予定で
alsaceに滞在します
たくさんのステキなコロンバージュに
出逢えますように




























































































































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