2014年7月26日土曜日

Le Vin d'Alsace

 
vin nouveau
その年に収穫された葡萄で
作られた出来立てのワイン
ブドウのフレッシュ感たっぷりな
微発泡ワイン
収穫時期の数週間しか
味わうことのできない
貴重な味
初めてalsaceを訪れた夏の終わり 見渡すかぎり 青々と輝く葡萄畑
ワイン街道に点在する村で はじめて出逢ったアルザスワインの味
上品で甘すぎず フルーティで爽やか
スラッと細長い グリーンのワインボトル
ブドウの収穫祭も 行われ アルザス全体がウキウキしているよう
わすれられないステキな光景です

いつも 何も考えずに 美味しくスーっと喉を通過していくワインたち
これで 十分 シアワセ
でも せっかくアルザスに長く滞在するから
少し アルザスワインのお勉強をしてみようかな・・
・・・フランス政府観光局さんのパンフレットを参考にさせていただきました・・・

アルザスワインは白がメイン
フランスワインは畑名やシャトー名 村の名などで名称が表されていますが アルザスは ほとんどブドウの品種で名称を表しているそうです
 
アルザスワイン・・・白ワイン6品種 赤ワイン1品種・・・
●Rieslingリースリング 上品で繊細な芳香 高級ワインになる品 種のひとつで 力強い味わい 魚介類や白身の肉料理、アルザスの郷土料理では特にChoucrouteや Coq au Riesling(鶏肉の白ワイン風味のクリーム煮)とよく似合います

●Gewurztraminerゲヴェルツトラミネール・・・ゲヴェルツとはスパイスのこと 力強く豊潤で多彩なアロマ  トロピカルフルーツや柑橘類、スパイス ハチミツなどの香りが花開き とても個性的なワイン 食前酒や まったりと美味しいフォアグラ、
クセのあるチーズ(マンステールチーズなど)など 出合いものです

●Sylvanerシルバネール・・・フルーティで軽やかな辛口ワイン
 
魚介類やソーセージ、サラダ、Baeckeoffe(アルザス風肉じゃが)とともに

●Pinot Blancピノ ブラン・・・透明感あふれる輝き  緑かかった淡黄色 フレッシュで やさしい果実の香り 酸味は穏やかで心地良い 温采 冷菜 魚 家禽 卵料理と幅広く 似合いますTarteFlambees(アルザス風 薄焼きピザ)やTourte de Munster
(お肉の粗びきとマンステールチーズのパイ)もあいます

●Pinot Grisピノ グリ・・・ブルゴーニュ原産 力強くコクのある味わい 赤ワインの代わりに肉料理やフォワグラと合わせることも
以前はトケイ グリ→トケイ ダルザス→トケイ ピノグリと名称が変わり 2007年 Pinot Grisと正式に名称が決まったそうです
個人的にはTokaiトケイ という響きが気に入ってたので 少し寂しいですが しっかりとした味わいは変わらず健在

 
●Muscat d’Alsaceミュスカ ダルザス・・とても さっぱりとした辛口
食前酒として Biscuites d’anis(アルザスのマカロン アニス風味)焼き菓子と合うのですね
●Pinot Noirピノ・ノワール・・・アルザスでは唯一 赤またはロゼをつくる品種(ブルゴーニュ原産) 明るい朱色 イチゴやサクランボのような香り ライトボディのワイン ソーセージや肉料理 チーズとともに 中世には大修道院や教会に納められていたという記載が残されているそうです

品種名とは別にAOC(原産地呼称統制・・フランス政府によって最高の品質を保証されたワイン)によるカテゴリーがあります


☆Alsace Grand Cru(AOCアルザス・グラン・クリュ)・・50区画の特に認定されたグラン・クリュ(特級畑)で作られるワインに与えられる名称 ラベルには必ず品種と収穫年が表示され 使用される品種は リースリング ゲヴュルツトラミネール ピノ・グリ ミュスカ・ダルザスの4品種に限られています
☆Crémant d'Alsace(AOCクレマン・ダルザス)・・シャンパーニュと同じ製法で作られるアルザス発泡酒 ピノ・ブランが主に使われますがピノ・ノワールを使ったロゼもあります Kougelhopfクグロフととても合いますよ

☆VendangesTardives(ヴァンダンジュ・タルディーヴ)・・十分に熟した遅摘みのブドウから作られます 甘口ワイン リンゴタルトなど合いますよ
☆Sélections de GrainsNobles(セレクション・ド・グランノーブル)・・選りすぐったブドウから作られる甘口貴腐ワイン 豊潤で余韻のある味わい
フォワグラやTarteLinz(リンツァータルト)と合いますよ

アルザスワインの歴史は古く ガロ・ローマ時代にさかのぼり中世に入ると ほとんどが教会・貴族の所有となりブドウ品質の良さを保たれていたそうです 18世紀フランス大革命により国家によりブドウ園は没収され小作人たちに売り払われ 量産主義ワインの品質がが低下してしまい 第2次世界大戦中ドイツに占領されたことで更に品質が低下 第2次世界大戦後 フランス政府と地元の生産者によって アルザスワインの品質が改良され1962年にはAOCワインのランクに達するまでになったそうです・・・アルザスの方々の大変な努力のおかげで 今 こんなに美味しいアルザスワインをいただけているのですね 感謝です
この想いを胸にして アルザスワインを楽しみます♪

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