去年の秋に訪れた Soufflenheimスフレンアイム は 北アルザス アグノーの森を挟んで 陶芸で有名な2つの村のうちの ひとつなのです もうひとつはBetschdorfベッチドルフ この2つの陶芸は 容姿 技法や 使用用途が とても対照的 絵付けがカラフルで可愛らしいスフレンアイム焼き グレーがベースでコバルトブルーで絵付けされた素朴で温かみのあるベッチドルフ焼き どちらも 甲乙つけられません
スフレンアイム焼きは クグロフやベッコフ(白ワインでマリネしたお肉とポテトとのオーブン煮こみ)などのオーブン料理に適していて また絵付けや容姿が素敵だから インテリアにもなり実用的 ポッテリとしていて絵付けが可愛らしく アルザスのお土産屋さんやアルザス郷土料理レストランではなくてはならない存在
アグノーの森で採れる赤土を使っていて 焼くと絵付けされていない粘土の部分がオレンジかかった黄色になり もし どこかで 違う色なのにスフレンアイム焼きとして売られていたら それはニセモノだそうです
そういえば マルシェ・ド・ノエルで見かけたなぁ スフレンアイム焼きの歴史は古く 紀元前から陶器作りが行われていたと言われているそうですが文献に記述されたのは1142年が最初だそうです 古いにはちがいないですね 村に点在する工房は ガラス越しに工房を眺められ お店も気軽に入れて それぞれの工房の雰囲気が楽しめました
電車でストラスブールからアグノーまで30分 そこからバスに揺られて15分だったかな?バスを降りたところに市場があって そこに描かれていた ベッコフ型と野菜やお肉 魚たちに うっとり 時間があったら中に入りたかったけれど ガマンガマン
Richard Hausswirth
1 rue de la Montée 67620 Soufflenheim
Tél 03 88 86 74 31
www.alsace-poterie.com
アルザスで一番 みかけるのは ここの陶器かもしれない
ショップから工房が眺められるようになっていたので 邪魔にならないように眺めていたら お店の人が 中に入ってもいいよと言ってくれたので 製造過程を見学できて ついてました 多分 平日でお客さんも少なかったからかな
ちょうどこの時 私の好きなアルザスドット柄を絵付けされていたので かなりテンションがあがってしまい うれしさのあまり ドット柄のカフェオレボールを連れてかえりました
ショップにはクグロフ型 ベッコフ型 テリーヌ型 エスカルゴ皿 カフェオレボールの他にストラスではあまり見かけることのないお皿や大きなピッチャーやスプーンなど どれもこれも連れて帰りたくなるものばかり 愛らしい絵付けがされているからオーブンに入れて調理なんてと思いましたが 実際に使えるんですよ クグロフやベッコフは テフロンなど他の材質の型で焼くより はるかに 美味しく出来あがるそうです 実は 家にある いくつかある型々は まだデビューさせてないんです あーそれなのに 見学させてもらった お礼に(言い訳)カフェオレボール2個 テリーヌ型 ココット エスカルゴ用のお皿(エスカルゴ食べれないけれど タコとエスカルゴバターで楽しむ予定)を連れて帰りました 先日 日本に送ったけれど どうか割れていませんように・・・
アルザスのシンボル コウノトリの絵柄
村の端から端まで歩いて 多分30分くらいかな 寄り道なしでね 点在している工房は歩いて巡れるので いろいろ見て 自分の好みを探すのも 楽しいですよ ストラスで買うより 安いので ついつい 勢いよく買ってしまうので ご注意くださーい 商品によっては半額近いのもあって おどろいてしまいました
Poterie Friedmann
3 rue de Haguennau 67620
Tel 03 88 86 61 21
www.poteriefriedmann.fr/
このお店は さきほどのRichard Hausswirthと雰囲気が似ていてクラシカル 深い茶色やグリーンは ここにしかない色で 魅力的
私を誘惑し続けている 魅力的な茶色のクグロフ型 葡萄の絵付けもステキ 帰国まで 睨めっこします
復活祭の時に食べるアルザス伝統菓子 Agneau Pascal(仔羊の形をしたシンプルな焼き菓子)の型が ずらりと並んでます これは とても繊細な形をしていて 日本に連れて帰る自信がなく 最初からあきらめているのですが 春になれば復活祭がやってきて お菓子屋さんのウインドウはAgneau Pascalでうめつくされるそうで 見たら欲しくなる性分なので この型とも 睨めっこです
PoterieG.Wehrling et Fille
64.rue de Haguenau 67620 Soufflenheim
Tel 03 88 86 65 25
www.poterie-wehrling.fr
このお店に入ると
きのこ カボチャ プレッツェル 果物などの温かみのある オブジェ 季節によって カタツムリや動物のオブジェなど いろいろ作っているみたい とても繊細にできていて このキノコがほしかったけれど・・・
オレンジ色や紫って 安っぽくなりがちだけど なんかここのは 一味も二味も よく思えます
ミニクグロフ型6個つながっているのとか 形の可愛さだけで ほしくなりますね
フランスのシンボル ニワトリに ウサギのオブジェ゙ 丁寧に絵付けされていてます
クリスマスシーズンになると クリスマスツリーやサンタさんのオーナメントなど 続々と登場して 店内が もっとも華やかになるそうですよ 私が訪れた9月で十分 素敵だったのに もしクリスマスを迎えるころにいったら いったいどんな誘惑が待っているのかと思うと・・・だから ホームページを眺めて 満足することにしました こちらの商品はストラスブールのカテドラルの裏にある
Poterie d'Alsacewww.poterie-alsace-strasbourg.eu/ で出逢うこともできます
学校の通学圏内にあるので 学校で落ち込んだときは この店の雰囲気で癒してほしいけれど 立ち寄ると 落ち込んでいたことを忘れ 誘惑との睨めっこがはじまるので ほんと 大変!!
Poterie Graessel&Fille
19 Grand'Rue F-67620 Soufflenheim
Tel 03 88 86 78 91
www.poterie-graessel.com
このお店は スフレンアイムに工房とショップをかまえているけど スフレンアイム焼きではないのですが 以前 Figaro Japonで紹介されているときに出逢い とても気に入ってます 粘土で器を形成したら 木製の彫刻刀みたいもので デザインを施し 自然味あふれる絵付けをして焼いているそうです お店の人が 作る工程を丁寧に説明してくれて 平日に訪れると 得することが多いですね
粘土の素材 ツブツブと 焼き色が素朴で この絵柄とよく似あってますね ひとつずつ丁寧に描かれていてます お値段もそれなりにします カフェオレボール36€ (¥5200くらい) ワインクーラー85€(¥12000)
シックな絵柄
実は スフレンアイムに到着して 真っ先に お昼ご飯を食べました 喉がかわいていたので とりあえずビールがのみたくて 以前訪れた時に入ったビストロに再訪です
ビールを頼むと プレッツェルのおつまみがスフレンアイム焼きのココットに入って添えられ アルザス気分が盛り上がり
ビールをおかわりするころに パテ・ド・カンパーニュが モリモリのクリュジテ(野菜サラダ)とともに やってきました 香辛料の香りが上品で お肉本来の旨味を味わえました メニューを眺めていると お店の名物料理はLa Bouchée à la Reine(鶏肉とベシャメルソースを詰めたパイ料理 boucheは一口で食べれる Reineは王妃という意味で ルイ15世の王妃のために考案された料理) アルザスでとても人気の料理の一つです 写真でみると ボリュームたっぷり やっぱりビストロは2人以上でいくべきですね
お店の名前からしてお肉料理がメインだけれど(バリエーション豊か)
ほかにも シュークルートをはじめ
Les Rognons 仔牛の腎臓料理
Le Waedele 豚肉アルザスビール煮込ハチミツ風味ソース シュークルート ポテト添え (食べてないけど 男前そうな料理 これは間違いなく圧倒されますよ)
Le Bibeleskasシブレット ニンニク タマネギで味付けされたフロマージュブラン、ハム ベーコン ポテトソテー添え
などアルザス郷土料理や魚料理も味わえます
Wehrlingのトイレの表示 |
48 Grand'Rue 67620 Soufflenheim
Tel 03 88 86 72 79
www.boeuf-soufflenheim.com
アルザスを満喫できる広い客席は平日にもかかわらず いつも満席です 予約をすることをおすすめします
ストラスブールからアグノー行きの電車は1時間に1本くらいで
HaguenauアグノーからSoufflenheimへはバスLigne330で行けます Reseau67 Bas-Rhin
www.bas-rhin.fr
通学や通勤目的の路線バスなので日曜日は運休していて 運行時間も 朝と夕方に集中しているので 時刻表を確認してから行ってください お昼は たしか1本だったと思います
スフレンアイム訪問は1日がかりだけれど 陶器好き アルザス好きは大満足できますよ
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