2015年2月27日金曜日

Aux Trois Chevaliers ...winstub classe et traditionnelle

 以前から気になっていたビストロに
先日 ようやく 行ってきました
知り合いとどこでランチしようかとなって
私はどこでもいいよっといいつつ
結局 私のワガママを通してしまいました
このビストロは先日 紹介したアルザス博物館のお近くにあって いつも大人カッコイイ オーラをはなっていて メニューと睨めっこしていたのです メニューにはアルザス料理を中心にクラシカルなビストロ料理が勢ぞろいしていて 私 一人では どうも 勇気がなくて・・・ワガママを通して よかった  アルザスの伝統的な雰囲気と シャンデリアや鏡などのインテリアがとても新鮮で心地いい 私好みのお店  シュークルートは もちろん 男前な量で登場!!  とても 美味しくいただきました もう一つのメイン料理コルドンブルー(こちらのは豚肉をひらいてベーコンとチーズを挟みパン粉をつけて焼いたもの)は 焼きすぎてたのかな~ お肉が硬くて ナイフで切るのに一苦労です せっかくのチーズもはみ出てしまい 少し残念
アルザスの雰囲気を味わいたい方には ピッタリな お店だと思います















Aux Trois Chevaliers
3 Quai des Bateliers
67000 Strasbourg
Tel 03 88 36 15 18








2015年2月22日日曜日

誕生日も"食”

 









冬のアルザスワイン街道

ワイン街道を訪れるのはノエル以来 冬の寒々しいブドウ畑を見たくなってBarrに来てみました 葡萄の幹と剪定された枝だけになってるぅ 夏には 清々しい緑 たわわに実る葡萄 秋には黄金色に輝いていたのに すっかり 寂しいことになってます 寂しい景色もアルザスの一部だと思って この寒空の下 頑張って 葡萄畑を登りました 途中 地元の方々が散歩しているので ちょっとフランス語会話練習をかねて 声をかけてみたりして なかなか 楽しいものです おばあちゃんがスキーのストックを杖代わりにもっているわりには ハツラツと歩いていて 毎日1時間 葡萄畑を歩くんだそうです なんと羨ましい
 
 
 Barrの街並 地元の人も あまり見かけず お店も開いているのか閉まっているのか わからないなか お菓子屋さんだけは元気ハツラツで こんなところでフランスらしさを妙に感じてしまいました








無造作に積まれた特大クグロフやブルーベリー入りのチーズケーキにうっとり めずらしくタルトがバリッと焼いてたので 帰りに買って帰ろうと思っていたのに 今 ブログの写真を見て 買い忘れていることに気づきました 見れば見るほど食べたくなる~
 










 
 本に載っていたBioワインのワイナリーによってみました というより 実は今日のメインかな アルザスワインは主に7種類のワインを作っていけれど ここでは作られている村が限られている 稀な品種Le Klevener に出逢えると知り 限定に弱い私は たくさん買えないのに あつかましくも 試飲させていただきました
Domaine Vincent STOEFFLER
1 rue des Lièvre-F67140 Barr
Tél 03 88 08 52 50
www.vins-stoeffler.com
 
 
 まずはクレマン(発砲ワイン)から   とても澄んだ黄色・・・えーっとそれから・・・本に自分流に表現をしたら楽しくなるって書いてあったから さっそく試そうと思ったら 語彙力のない私は お店の方に こういう時はどう表現するのか尋ねてしまいました(笑) まっ 少しずつ 積み重ねていくことにします お店の方は とても親切で 好みとか聞いてくれて ゆっくり説明してくれたので フランス語初心者の私でも理解でき  憧れの 優雅に試飲ができ ご満悦をあじわい そして待望のLe Klevenerと思ったら 今は全部 売り切れてしまったそう でも また4月になったら飲めるそうです やっぱり皆 限定によわいのね  リースリングやピノ・グリ ゲヴレツトラミネールなど 試飲させていただき クレマンとGrand Cruリースリングを 今度の韓国人クラスメイト手作りキムチパーティに合わせて買ってみました 思い返すと贅沢ですね ワイナリーを訪れ 料理にあわせて ワインを選ぶなんて こんなシチュエーション 贅沢の極みですね



 寂しいぶどう畑とアルザス平野を見渡し お目当てのワイナリーで優雅な気分を味わったら このままストラスブールに戻るのはもったいなので 電車に揺られて5分くらいのObernaiに再訪~ 観光客はいなかったけれど Obernaiは学校があったり 商店が多く 村というより町といかんじで 地元の人で 賑わっていました 前回もObernaiのことを書きましたが ここにはGross と Urbanというお菓子屋さんがあって どちらも とても美味しいのです Grossはストラスブールに支店があるのでObernaiに来たらUrbanで味わうことにしています Obernaiに来られたら 大いに悩んでくださいというより2件とも味わってください
 Obernaiの駅から町の広場にむかう通りは とてもアルザスらしいですよ
 Urbanの Anisbredle ほんのり八角の香りのプチマカロン アルザス郷土菓子で何が好きときかれたら 迷わず このAnisbredleと答えるくらい好き  今は我が家にオーブンがないので 帰国したら 真っ先に作りたいくらい
 アルザス郷土料理を教えてくれる人(プロではなく 例えば料理好きの主婦とか)を知りませんか?と観光案内所でダメモトで尋ねてみたら 数年前までこの村の近くにそういう方がいらしたそうで 多分 もう やめたみたいだけど連絡をとってみるわ と言われ 今は連絡待ち状態なんです期待はしないでねと言われたけれど 何よりも その好意に感激  他にも 細かく情報を教えてくれて  閑散期だから 得することも沢山あって 結局 いつ訪れても楽しめるんですね これから2週間 語学学校がまたバカンスとなり イタリアかどこか旅しようかなと思ってたけれど アルザスをじっくり味わうことに決定!!

2015年2月15日日曜日

Saint Valentia 2月14日

 
 2月14日(土) 今日は学校は お休み 電車に揺られて どこかワイン街道村を散歩しようかなぁ なんて お布団のなかで ぼんやり 思っていたら なんだか 我が家の外が騒がしく  団体で叫んでいるような  窓のからのぞくと 近くの学校?会社?でデモが行われていて お巡りさんたちが出動していて 交通規制までしていて大事ぽかったので 終わったら出かけようと モソモソしていたら なんと彼らは3時間 叫び続けていました 終わったのは12時キッカリ 電車に揺られることを あきらめ Les Hallesショッピングモールに この4日間の食料をもとめにいったら ケーキ屋さんやPaulパン屋さん 花屋さんが いつもより華やかになっていて今日が2月14日バレンタインデーあることを思いだしました

Gross ケーキ屋さんのショーケースは ハート型やピンク色 ショコラ マカロン フランボワーズなど 人気アイテムを使ったバレンタインケーキに彩られていて 本当に見事でした  たくさんの人が買い求めていて カップルで買いに来ている人を羨ましく横目でみていたら おばぁちゃんはカーニバルのお菓子ベニェを買っていたので なんだか妙に安心したりして・・・

日本でも 知れているPaulパン屋さんも しっかりバレンタインしてました
フランスのバレンタインは なんと男性が女性に 日頃の感謝をこめて ささやかなプレゼントをするらしく 女性には嬉しいイベントですね  そして3月14日のホワイトデーは存在しなくて 女性が おかえしのプレゼントをしなくてもいいのです こんな素敵なケーキは我が家には まだ届いてないのですが もう日付がかわったので(現在12時30分) あきらめましょう!! 



今朝はデモのせいで と思っていたのに  こんな素敵で圧倒されるケーキ屋さんのショーケースに出逢え すっかりデモのおかげです  


2015年2月14日土曜日

Soufflenheim村・・・ アルザス陶芸村をたずねて・・・

 
長い冬休みの間に 色々 描こうと思っていたのに 何もできてなくて いったい私は何をしていたんだろう・・・っと反省しながら 今までに訪れた村々を描いていきますね
去年の秋に訪れた Soufflenheimスフレンアイム は 北アルザス アグノーの森を挟んで 陶芸で有名な2つの村のうちの ひとつなのです もうひとつはBetschdorfベッチドルフ この2つの陶芸は 容姿 技法や 使用用途が とても対照的 絵付けがカラフルで可愛らしいスフレンアイム焼き  グレーがベースでコバルトブルーで絵付けされた素朴で温かみのあるベッチドルフ焼き  どちらも 甲乙つけられません

スフレンアイム焼きは クグロフやベッコフ(白ワインでマリネしたお肉とポテトとのオーブン煮こみ)などのオーブン料理に適していて また絵付けや容姿が素敵だから インテリアにもなり実用的 ポッテリとしていて絵付けが可愛らしく アルザスのお土産屋さんやアルザス郷土料理レストランではなくてはならない存在
アグノーの森で採れる赤土を使っていて 焼くと絵付けされていない粘土の部分がオレンジかかった黄色になり  もし どこかで 違う色なのにスフレンアイム焼きとして売られていたら それはニセモノだそうです
そういえば マルシェ・ド・ノエルで見かけたなぁ スフレンアイム焼きの歴史は古く 紀元前から陶器作りが行われていたと言われているそうですが文献に記述されたのは1142年が最初だそうです 古いにはちがいないですね 村に点在する工房は  ガラス越しに工房を眺められ お店も気軽に入れて それぞれの工房の雰囲気が楽しめました


電車でストラスブールからアグノーまで30分 そこからバスに揺られて15分だったかな?バスを降りたところに市場があって そこに描かれていた ベッコフ型と野菜やお肉 魚たちに うっとり 時間があったら中に入りたかったけれど ガマンガマン




Richard Hausswirth 
1 rue de la Montée 67620 Soufflenheim
Tél 03 88 86 74 31
www.alsace-poterie.com

アルザスで一番 みかけるのは ここの陶器かもしれない
ショップから工房が眺められるようになっていたので 邪魔にならないように眺めていたら お店の人が 中に入ってもいいよと言ってくれたので 製造過程を見学できて ついてました 多分 平日でお客さんも少なかったからかな 
ちょうどこの時 私の好きなアルザスドット柄を絵付けされていたので かなりテンションがあがってしまい うれしさのあまり ドット柄のカフェオレボールを連れてかえりました 

ショップにはクグロフ型 ベッコフ型 テリーヌ型 エスカルゴ皿 カフェオレボールの他にストラスではあまり見かけることのないお皿や大きなピッチャーやスプーンなど どれもこれも連れて帰りたくなるものばかり  愛らしい絵付けがされているからオーブンに入れて調理なんてと思いましたが 実際に使えるんですよ  クグロフやベッコフは テフロンなど他の材質の型で焼くより はるかに 美味しく出来あがるそうです 実は 家にある いくつかある型々は まだデビューさせてないんです あーそれなのに 見学させてもらった お礼に(言い訳)カフェオレボール2個 テリーヌ型 ココット エスカルゴ用のお皿(エスカルゴ食べれないけれど タコとエスカルゴバターで楽しむ予定)を連れて帰りました  先日 日本に送ったけれど どうか割れていませんように・・・
アルザスのシンボル コウノトリの絵柄
村の端から端まで歩いて 多分30分くらいかな 寄り道なしでね  点在している工房は歩いて巡れるので いろいろ見て 自分の好みを探すのも 楽しいですよ  ストラスで買うより 安いので ついつい 勢いよく買ってしまうので ご注意くださーい 商品によっては半額近いのもあって おどろいてしまいました
Poterie Friedmann
3 rue de Haguennau 67620
Tel 03 88 86 61 21
www.poteriefriedmann.fr/

このお店は さきほどのRichard Hausswirthと雰囲気が似ていてクラシカル  深い茶色やグリーンは ここにしかない色で 魅力的





私を誘惑し続けている 魅力的な茶色のクグロフ型 葡萄の絵付けもステキ 帰国まで 睨めっこします






復活祭の時に食べるアルザス伝統菓子 Agneau Pascal(仔羊の形をしたシンプルな焼き菓子)の型が ずらりと並んでます これは とても繊細な形をしていて 日本に連れて帰る自信がなく 最初からあきらめているのですが 春になれば復活祭がやってきて お菓子屋さんのウインドウはAgneau Pascalでうめつくされるそうで 見たら欲しくなる性分なので この型とも 睨めっこです







PoterieG.Wehrling et Fille
64.rue de Haguenau 67620 Soufflenheim
Tel 03 88 86 65 25
www.poterie-wehrling.fr

このお店に入ると
きのこ カボチャ プレッツェル 果物などの温かみのある オブジェ 季節によって カタツムリや動物のオブジェなど いろいろ作っているみたい とても繊細にできていて このキノコがほしかったけれど・・・
オレンジ色や紫って 安っぽくなりがちだけど なんかここのは 一味も二味も よく思えます
ミニクグロフ型6個つながっているのとか 形の可愛さだけで ほしくなりますね

フランスのシンボル ニワトリに ウサギのオブジェ゙ 丁寧に絵付けされていてます
クリスマスシーズンになると クリスマスツリーやサンタさんのオーナメントなど 続々と登場して 店内が もっとも華やかになるそうですよ  私が訪れた9月で十分 素敵だったのに もしクリスマスを迎えるころにいったら いったいどんな誘惑が待っているのかと思うと・・・だから ホームページを眺めて 満足することにしました こちらの商品はストラスブールのカテドラルの裏にある  
Poterie d'Alsacewww.poterie-alsace-strasbourg.eu/ で出逢うこともできます
学校の通学圏内にあるので 学校で落ち込んだときは この店の雰囲気で癒してほしいけれど 立ち寄ると 落ち込んでいたことを忘れ 誘惑との睨めっこがはじまるので ほんと 大変!!
Poterie Graessel&Fille
19 Grand'Rue F-67620 Soufflenheim
Tel 03 88 86 78 91
www.poterie-graessel.com
このお店は スフレンアイムに工房とショップをかまえているけど スフレンアイム焼きではないのですが 以前 Figaro Japonで紹介されているときに出逢い  とても気に入ってます 粘土で器を形成したら 木製の彫刻刀みたいもので デザインを施し 自然味あふれる絵付けをして焼いているそうです お店の人が 作る工程を丁寧に説明してくれて 平日に訪れると 得することが多いですね  
粘土の素材 ツブツブと 焼き色が素朴で この絵柄とよく似あってますね  ひとつずつ丁寧に描かれていてます  お値段もそれなりにします カフェオレボール36€ (¥5200くらい) ワインクーラー85€(¥12000)





シックな絵柄
実は スフレンアイムに到着して 真っ先に お昼ご飯を食べました 喉がかわいていたので とりあえずビールがのみたくて 以前訪れた時に入ったビストロに再訪です 
ビールを頼むと プレッツェルのおつまみがスフレンアイム焼きのココットに入って添えられ アルザス気分が盛り上がり
ビールをおかわりするころに パテ・ド・カンパーニュが モリモリのクリュジテ(野菜サラダ)とともに やってきました  香辛料の香りが上品で お肉本来の旨味を味わえました メニューを眺めていると お店の名物料理はLa Bouchée à la Reine(鶏肉とベシャメルソースを詰めたパイ料理 boucheは一口で食べれる Reineは王妃という意味で ルイ15世の王妃のために考案された料理) アルザスでとても人気の料理の一つです 写真でみると ボリュームたっぷり やっぱりビストロは2人以上でいくべきですね 

お店の名前からしてお肉料理がメインだけれど(バリエーション豊か)
ほかにも シュークルートをはじめ
Les Rognons 仔牛の腎臓料理
Le Waedele 豚肉アルザスビール煮込ハチミツ風味ソース シュークルート ポテト添え (食べてないけど 男前そうな料理 これは間違いなく圧倒されますよ)
Le Bibeleskasシブレット ニンニク  タマネギで味付けされたフロマージュブラン、ハム ベーコン ポテトソテー添え
などアルザス郷土料理や魚料理も味わえます

Wehrlingのトイレの表示
 
Au Boeuf
48 Grand'Rue 67620 Soufflenheim
Tel 03 88 86 72 79
www.boeuf-soufflenheim.com

アルザスを満喫できる広い客席は平日にもかかわらず いつも満席です 予約をすることをおすすめします
 
 
いつか 私のベッコフ型で ながめるだけでなく ベッコフを作ってみたいものです 
ストラスブールからアグノー行きの電車は1時間に1本くらいで
HaguenauアグノーからSoufflenheimへはバスLigne330で行けます   Reseau67 Bas-Rhin
www.bas-rhin.fr
通学や通勤目的の路線バスなので日曜日は運休していて 運行時間も 朝と夕方に集中しているので 時刻表を確認してから行ってください お昼は たしか1本だったと思います

スフレンアイム訪問は1日がかりだけれど 陶器好き アルザス好きは大満足できますよ