2015年8月28日金曜日

ねこ


フランス南西部を旅行した時 食器屋さんに 置物のように佇む猫ちゃん 連れて帰りたかったなぁ♪















アルザスを思いながらの朝食

昨日はパン作りに没頭できて ご満悦・・・アルザスで味わったクグロフを作ってみました 天然酵母で作ったので発酵は のんびり のほほんと酵母のご機嫌まかせ 二次発酵と合わせて24時間くらいかかったかな?? この発酵の間にバナナシフォンケーキとシンプルな丸パンも作ることに♪  無事 発酵がすみ オーブンで焼くこと50分 バターやラムレーズンの豊かな香りをただよわせ こんがり焼けたクグロフを出したら 熱いうちにサクランボのお酒をきかせたシロップを塗り 完成といいたいところ すぐにかぶりつくことはできないのです 味がしっとり なじむまで一晩 おあづけ こうなると 今日の朝食が楽しみで いつもは お寝坊さんの私も目覚まし時計より 早く起きてみたり クグロフと丸パン バナナシフォン そして たっぷりのコーヒー 朝から高カロリーを気にしながらも 頑張ってパンを手で捏ねたから・・・なんて言い訳してみたり 自分好みの味に仕上がり ますます 朝 起きるのが楽しみになってきましたよ そして アルザスにいたころ ほんのりアニス(香辛料)の香りのするPain d’anisパンダニスというアルザスの郷土菓子にはまってしまい 毎日のように味わっていたことが懐かしくなり 朝食後に作ってみました パンダニスはパンではなく マカロンに似た焼菓子なんです 材料は とってもシンプル  薄力粉 砂糖 卵 アニスシード 塩  作り方も簡単  だけど天板に生地を絞ったら 表面がしっかり乾くまで半日から丸1日くらい必要で この写真は只今 乾かし中~です 今日は湿度が高いから時間がかかりそうです きっと焼くのは明日になりそう まっ 明日のお楽しみができたということで

去年の今頃はアルザスを堪能してたんですね  語学学校の授業についていけず凹んだ時は いつも電車に乗ってアルザスワイン街道のステキな村々や青々と輝く葡萄畑に癒されたものです 
そして ココロ落ち着くまで村を散策し 帰り際にワイナリーに寄り ワインを お腹一杯??デギュスタシオン(試飲)させてもらってました 最近はモダンな建物のワイナリーも増えてきているけれど 私はデギュスタシオンは 私好みの美味しいワインに出逢うことは もちろんだけど アルザスらしい雰囲気に包まれながら味わいたいという思いのほうが強く ワイナリーを探すとき 写真のようにワイン樽を看板にしていたり コロンバージュ(木組みの建物)だったりすると 迷いもなくベルを鳴らしていることが多いです
このワイナリーも アタリ 雰囲気といいワインといい私好みでした 何よりも ここのオーナーさんが とっても丁寧で親切でした そして日本人を理解しているのか ブログには載せてないけれどカウンターで試飲している私を写真にとってくれました  おまけに電車でここまで来たと言ったら駅まで車で送ってくれたんです  いつもワイナリー試飲所要時間1時間くらいだけど ほんと贅沢な時間です 日本にいる今は
思いついて電車に飛び乗っても 葡萄畑には出逢えないから

っと思いながら クグロフにかぶりついてます 早く戻りたい










2015年8月7日金曜日

シナモンロール ( パン・デピス風)

パン・デピスを少しアレンジしてみようかな・・・
アルザス郷土菓子Pain d'epiceパン・デピスは香辛料のパンという意味をもち クリスマスの季節になると クリスマスマーケットやお菓子屋さんではBredel(アルザスのクリスマス菓子)と並んで欠かせない焼き菓子なんです お店や家庭によって レシピも様々 シナモン・ジンジャー・カルダモン・クローブなどの香辛料とハチミツの風味豊かな素朴な焼き菓子 スーパーやパン・デピス専門店ではパン・デピス用の香辛料が それぞれ独自の配合で売られていて 見かける度に ついつい購入してしまいパン・デピス屋さんを始めるの?と尋ねられても おかしくないくらい 今 我が家のあちこちで 香りだっていて クリスマスまで待ちきれず  丁度 今 念願のホシノ天然酵母でパンを焼くことに勤しんでいて シナモンをパン・デピスのスパイスにかえて 作ってみました 

一次発酵が終わり これからベンチ・タイムに入るところ
ムクムクと育っているところ
焼けたところ
記念撮影しているところ 
ハチミツで可愛く 仕上げてから写真を撮るはずが・・・スッカリ忘れてました  
強力粉(春よ恋) 牛乳 卵黄 きび砂糖 バター ホシノ天然酵母 塩 パン・デピススパイス ハチミツ  これらの材料を丁寧に手でこね ゆっくり寝かし 焼いてみました インスタント・ドライイーストより時間はかかるけれど天然酵母のもつ力に助けられ   パン・デピスの豊かな香り 深みのある素朴なパンに仕上がりました 

ただいま

7月初旬に おとぎの国アルザスから 日本に帰国してから1ヵ月が過ぎようとしてます まだまだ夢心地な私 渡仏前は帰国したら おとなしく日本で働こうとココロに決めていたはずなのに 帰国2ヵ月前くらいから 数年後 必ずアルザスに戻って また夢の続きをみようという気持ちがフツフツと湧きだし 何が私をこのような気持ちにさせてくれているかも とってもクリアーにわかっていて 珍しく爽快です  中年になってからの渡仏に少々の不安や理不尽な態度を受けたりと(98%良いコト)  良いコト尽くしではなかったけれど 本当に渡仏してよかったです  数年後にアルザスに戻ることを励みに今は地道に働きます そして アルザス生活後半 ほとんどブログでアルザスのことを紹介をできなかったので フランスで味わった料理やお菓子とともにブログで描いていこうと思います

再び Betschdorf

ブログを描くことを すっかり おろそかにしてしまいました 2ケ月くらい たったのでしょうか? 数日後に日本への帰国がせまり まだ行ってない村を訪れたり 味わってないものを  めいいっぱい吸収中です 一年なんて アッと言うまにたつのは わかっていたけれど まさか ここまで早いとは・・・今日は去年にも訪れた アルザス陶器の町 Betschdorfベッチュドルフに再び訪れ お別れをしてきました 実は一番の目的は 前回も訪れたアンティーク屋さんに行って 所狭しと並べられた 素敵な食器たちに 囲まれニヤニヤしたかったのです(怪?)
Strasbourgから電車で30分揺られてHagnauで降りバスで田園風景をながめること15分 Betschdorf下車 一目散にアンティーク屋さんに行くはずが北アルザスのキリッとクールな白壁コロンバージュ(木組み民家)と突き抜けるような青い空とのコントラストにうっとり 写真を何枚もとってしまいました  途中 何軒かのどう獰猛そうな番犬たちに吠えられながら・・・ホント 冗談ぬきで 恐ろしかったです それでもステキな写真がとれたのでメデタシメデタシ アンティーク屋さんに着いたら お財布に20€(2800円くらい)しか入ってないことに気付き (クレジットカード払いは不可) お店の人にATMを尋ねたら 徒歩で片道20分だといわれ 絶対 この店で沢山の食器を連れて帰る気持ち 満々だったので お店の人に必ず 戻ってくるから それまで待っててほしいと頼み込んで 往復1時間(実は途中で寄り道をしてしまいました)かけてお金をおろし お店に戻ったら お店の人が 随分と心配して待ってくれてました そして 私が秋に訪れたことを覚えてくれていて 嬉しくて お店の中に入る前から
テンションがあがりっぱなし 趣きのあるBetschdorf陶器 Sargmienne焼き グラス  ホウロウ どれもこれも
連れて帰りたい~ まずはObernaiシリーズを物色 一枚ずつ絵柄を見ながら どれにしようか悩んでいたら お店の人が本当に親切で 見やすいように床に全てのお皿を並べてくれて 模様やモチーフの説明を丁寧にしてくれて 益々 考え込んでしまいました・・・冬景色のコロンバージュ 夏景色?のコロンバージュ 羊飼いとコロンバージュ 民族衣装のアルザス女性と教会 を選びました


アンティーク屋さんでの戦利品たち

全て Sarregueminesサルグミンヌ社のもの
Obernaiシリーズ(アルザスの生活風景をえがいたもの)
Floreシリーズ(白地に藍色で描かれた植物) ポッテリとした懐かしい雰囲気のフルーツ柄など もう 眺めているだけでシアワセ アルザスの知り合いの家には  Obernaiシリーズが一揃えあって 実際に使っているらしく 何とも羨ましい こちらでは お皿やカップなどは12個が一揃えらしく アルザスの伝統家具に おさまっている 食器たちは ロマンチックで優雅です
お店の方がアルザスの思い出にっと言って Betschdorf焼きのミルクピッチャーをプレゼントしてくれました 高さ3cmくらいのところにアルザス特産のフルーツ クエッチがコロンと描かれていて 感激!!実は買って帰ろうと思いながら 色んなものに目移りしているまに スッカリ 買い忘れていたモノだったので なおさら 感激してしまいました 
このカフェオレボールは ATMでお金を引き出しに行ったときに 寄り道をした 工房で見つけたもの  これも一目惚れ 淡い灰色 藍色の優しい模様  イヤサレマス  この工房に以前 日本人女性が働いていたそうで その女性も私のようにアルザスが好きで何回かアルザスを旅行するようになって アルザスのトリコになり 数年アルザスに暮らされたそうです お店の方は いつか戻ってこれますように あなたの再訪をお待ちしてますと別れ際に言ってくれたのが とても印象的でした  お店やレストランで好きなモノを探したり 味わったりするだけで とても楽しいけれど 自分の好きなモノを通して生まれる人との会話やふれあいはココロにいつまでも響きます おそらく 後者を求めて お店やレストランに行ってしまってるのかもしれません その割に 最後まで私のフランス語は上達しなかったのが悔やまれます