2014年10月13日月曜日

"La fete du raisin " Molsheim

やっと まちに待った季節がやってきました♪ 
ワイン街道沿いのワイン農家の軒先に゛Vin Nouveauあります”の看板を見つけると 待ってましたとばかりに Vin Nouveauを瓶(750ml 4€) に詰めてもらい 我が家で楽しんでます 
Vin Nouveau・・・ブドウの実を収穫してから1週間以内の発酵途中の微発砲ワイン 9月末ごろから10月中ごろまでブドウの収穫が行われ そのあとブドウを圧縮し そのブドウ果汁を寝かせ 果汁の糖分が酵母菌と反応して アルコールにかわり発酵がはじまるそうです この最初の微発酵状態のものをVin Nouveau新酒と呼んでいます
発酵が進むにつれ糖分が減りアルコール度が増しワインなるんですね

ワインはいつでも味わうことが出来るけれど このVin Nouveauは今しか味わえない 秋の味覚のひとつなんです 摘みたてのブドウやブドウジュースも味わえますよ リースリングやゲヴェレツトラミネール ピノグリなど葡萄の品種別に作られたジャムたちに お会いすることが出来て さすが葡萄の国だ~と感心
 ワイン農家で まずブドウジュースとVin Nouveauを味わったら その次に そのワイン農家のワインを試飲させてもらうと ”ワインって こうやって発展していくんだぁ”と勉強になりますよ 変化が楽しい いろんなワイン農家の味が楽しめますよ でもVin Nouveauの飲み過ぎには注意してくださいね 発酵途中なので菌が生きた状態なので お腹をこわすこともあるそうです



                 












10月12日(日) MolsheimのLa fete de raisin(
ブドウ祭り)でVin Nouveauを楽しんできました

Molsheimはワイン街道沿いの町で ストラスブールより28km西にあり 電車にゆられて20分くらいかな 人口9000人とワイン街道のなかでは大きい町です 

電車を降りて 葡萄畑がかすかにに見える方向へ歩いていくと(10分くらい) 町の旧市街にやってきます ワインの樽や14世紀に建てられた城門の歓迎をうけ 情緒あふれる石畳を進んでいくと町の中心広場に到着 16世紀建築のルネッサンス様式の建物や噴水たちが癒してくれますよ 


実は この城門をくぐると すぐ左手にSchaditzkiというお菓子屋さんに出逢いこのお菓子屋さんでしか味わえない”Succès”というシンプルだけれど存在感はたっぷりのお菓子に興味をそそられ なかなか町の中心にたどり着けないのです あとで Succes を紹介しますね








穏やかな広場

 
molsheimのお祭りは 思っていたより遥かに おとなしい雰囲気
どこで行われているのか 探しましたよ 今までで一番 おとなしいかも・・・地元の村祭りって雰囲気です
せめてVin Nouveauだけでも味わってから帰ろうと思って さまよって町の公民館的なところに入ったら ここでVin Nouveauやブドウジュース 地元の人の手作りのケーキなどが味わえるとわかり 一安心 他にもリンゴを中心に農作物の展示会が行われていて興味津々で見入っていたら作り手の方が丁寧に説明をしてくれました 正確には理解できてないですが熱意は伝わってきました 中身まで赤い新種のリンゴの話をしてくれました














籠を編むおじさん
お祭りでは籠職人をよくみかけます












 アルザスの郷土菓子 チーズケーキやタルトクエッチ リンゴのタルト シュツルイゼルをはじめ ブラウニーやフルーツパウンドケーキなど10種類くらいの手作りケーキが並ぶ
表面をシュツルイゼルで飾られたクエッチ入りチーズケーキ(まさにアルザスの王道)をいただきました お菓子屋さんでも こんなスペシャルなケーキに出逢うことはできませんよ 甘さ控えめで スッとレモンの香りが心地よく シュツルイゼルとも
よくよく似合っています さっそく帰って 挑戦したいけれど我が家にはオーブンという優れものがいないのです 早く 買いに行かなくては・・・



この白いクラゲみたいな野菜は何?
かぼちゃ?













 美味しかったのと 一個1.5€だったので朝ごはん用にお持ち帰りしました 地元でお菓子教室をしてないかな~












 soupe de vendange実りのスープ
ネーミングがステキ 名前にふさわしく カボチャや玉ねぎ 豆 ナッツなど実り野菜がタップリ Vin Nouveauとともに実りの秋に乾杯
左側から馬が顔をのぞかしていて のどかさ満載!!










セラニウムの花がよく似合う





 




搾りたての葡萄果汁
とてもスッキリしていて爽やか

はじめは ブツブツと残念に思っていた お祭り だったのに
美味しいお菓子やスープ ワインに出逢え アルザスの普段の暮らしをうかがえるお祭りに出逢え大満足!! のほほ~ん

Molsheim 
村の名前が最初に記載されたのは820年ストラスブール司教へのワインの寄進証書においてだそうです
 


対抗改革の中心地であったMolsheimは1592年 空席となったストラスブール司教の座をめぐりMolsheimのカトリック聖職者とストラスブールのプロテスタント聖職者との対立が起こり司教戦争と呼ばれ武力衝突に発展したそうです シュウキョウ トハ ナニ?ッテ クビ ヲ カシゲマス
1909年(当時はドイツ領)イタリア出身の自動車技師Bugattiブガッティが隣村のDorlisheimに自動車会社を設立 1940年初めころまでは高性能スポーツカーやレースカーを製造 1998年 フォルクスワーゲン社がブガッティを子会社とし
2005年には超高性能車を製造するため本社と工場を設立
毎年 秋にはブガッティ祭りが行われている
Wikipediaさんを参考にさせていただきました アリガトウゴザイマス


 Schaditzki (お菓子屋さん)
このお菓子屋さんのスペシャリテSuccèsは 1918年生まれ

 
 ヘーゼルナッツ・アーモンドの風味豊かなマカロンと
ほんのりオレンジとバニラの香りのMousseline(バタークリームとカスタードクリームを合わせたリッチなクリーム)
その二つが組み合わさってできたシンプルだけど
存在感はタップリ味わえるお菓子
 
 
 













特大Succès








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